今回の北陸への旅は雪国の過酷な自然をちょっぴり味わってきました。
40数人のバスツアーで私は4人の仲間と参加しました。
初日は日本3名湯のひとつ下呂温泉泊、2日目は白川郷から、かの有名な和倉温泉「加賀屋」へ宿泊。
最終日は輪島へ。
途中、車窓から立山連峰を望む予定でしたが、降りしきる雪の為、全く視界が塞がれました。
中仙道の宿場町、馬籠宿は雪こそありませんでしたが、今時は閑散として寂しい。
降りしきる雪の白川郷。
海外からの観光客が歓声を上げていました。
丁度、雪下ろしの最中です。氷柱の太さも見事。
これはバスの後方から撮った「加賀屋」の見送りシーン。
降りしきる雪の中、一日お世話になった仲居さんが見送ってくれました。
その九州出身の、亜美さんは3年目とか。頑張ってね!
これは・・・・
「加賀屋」による途中で千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイを走行中でのハプニング。
日本で唯一の砂浜を走る道ですが、砂浜の状態で通行できない時もあるそうですが
幸運(?)にも片道8キロのドライブを楽しんでいたところ、Uターンした途端ご覧の通り。
何度かエンジンをかけましたが埒があかず乗客が全部降り、砂を除けたり、
バスの後部を押したりと手伝いを試みても動かず。
強風にさらされ、刻々と周囲も暗くなり、波も押し寄せてくる不安を抱えながら待つこと1時間。
代わりのバスが来たときはホッとしましたが、あわれタイヤが埋もれたバスは、
クレーンで吊り上げられていました。
添乗員と運転手さんはひたすら謝り続けましたが、誠実な人柄が伝わり、むしろ励ましたくなるほど。
殆どが60歳以上といっていい位の男性達が、不平も言わず、
バスの救助を積極的に手伝っているのを見て、寒さで震える体が、ちょっと温かくなりました。
記念写真をみると「墨絵の世界」はやはり東京では見られません。
おっしゃるとおり良い思い出になりました。
今年は雪が多く、屋根の雪下ろしで落下して亡くなる人が多いとか・・・
雪国の生活の厳しさを垣間見た思いです。