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ごちゃ混ぜ日記

いにしえの旅

2013-11-21 14:18:11 | 

高野山・熊野三山をめぐるツアーに参加しました。

高野山に行くだけで一日がかりという距離や、宿泊を考えると二の足を踏んでいたのですが、

2泊3日の旅が終わった今、新鮮な思い出が増えました。

真言密教の聖地・高野山への足は、橋本駅から出る観光列車「天空」に乗り「極楽橋」で下車です。

このままあの世へ行ってしまうのかと思われる、このネーミングは笑えます。

2年後の平成25年は弘法大師が入定して1500年を迎えますが、

高野山・奥の院の霊廟には現在も大師が禅定を続けているとされています。

その日は寺院117か所ある内、宿坊を兼ねている52の中の一つ「天徳院」に宿泊です。

当たり前のことですが、夕食、朝食は精進料理、自称少食の私でさえ空腹を感じました。

宿坊の寒さに震えた夜。寒いはずです、翌朝部屋から見た庭はご覧のとおり。初雪でした。

2日目から回った「熊野本宮大社」「熊野速玉大社」「熊野那智大社」は平安時代から続く巡礼地。

この熊野詣は「万物に神が宿る」の考えは何者をも受け入れ、巡礼者に新たな生命力を与えるのです。

「那智の滝」は落差は133mで一段の滝としては日本一。

熊野古道

巡礼者達が歩いた古道は、古代杉に導かれて、とても趣のある道々でした。

時間に追われずにゆっくり歩きたい道ですね。

他にも「谷瀬の吊り橋」を渡ったり「瀞峡めぐり」もしましたが、特に印象に残ったことがあります。

それは、至るところで2年前の洪水被害の爪痕が見られたことです。

復旧工事が盛んに行われていましたが、豊かな自然に恵まれた紀伊の国だけに、

一度猛威を振るわれたら元の姿に戻るには、まだまだ時間がかかるでしょう。

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