私は「幸せ者」と思っています。
何不自由なく育ったお嬢さんではありません。むしろ幼少時代は貧しかった思い出が多々あります。
当時は6人家族、父は教育者。一時は祖父母も同居して面倒見ていましたから、生活は大変だったろうと思います。
でも親から貰った体は至って健康、結婚してからも家族は健康体に恵まれました。
これだけで十分に「幸せ」です。
でも親となった途端、子供は親より幸せになって欲しいと思うあまり子育てに熱が入ります。
この子供達が社会人になり、各々独立しても親の思いは変わりません。
まして娘が結婚し母親になれば、「幸せな家庭を築いて欲しい」気持ちがより一層募ります。
その道を通り、親の年代に近づいて、親の気持ちが理解できるのですね。
「幸せ者」と前述したもう一つの大きな理由は、配偶者の存在です。
優しい男はゴマンといますが、毎日共に生活する相手が「思いやり」が欠けていたら不満がうっ積します。
出世しなくても高収入でなくても一番大切なことって、相手をいたわる気持ち「思いやり」ではありませんか?
格別目新しいことでもないのに、気になっているのです。