日中は蝉の声がにぎやかな毎日です。
なかでもアブラゼミ、ミンミンゼミがきわだってよく聞こえます。
かっては埋立地だった近辺は35年以上も経ち、今では緑がしっかりと根付き、
昆虫の宝庫にもなっています。
自宅から数百メートル先にある緑道公園の桜並木(およそ800m)を歩くと
「せみ時雨」におそわれますが、それも半月後には静寂を取り戻すことでしょう。
ここ何度かベランダに来訪する姿が見られました。
羽音に驚き出てみると、さあっと飛び出して飛んでいってしまうのは元気な蝉。
一時の羽休めか、あるいは鳥に追われて逃げてきたのか知る由はありませんが、
少しばかりある植木の緑が蝉の目にも入るのでしょうか。
しかし羽休めをしている蝉ばかりでなく最後の場所にも選ばれているようです。
今日も又、ここで終焉を迎えた蝉がベランダの溝に転がっているのを見つけました。
例年にない猛暑のせいで、蝉の命もより短くなっているような気がします。