梅雨前線が日本列島を覆っている時、東北へおよそ400k車を走らせました。
私の父の27回忌と母の1回忌の法要に参列する為です。
午前4時30分に出発した時点ですでに雨模様。
途中雨脚が弱った処も何ヶ所かありましたが、仙台のお寺に到着した時は土砂降りでした。
兄弟姉妹の内輪だけの法要とはいえ、全員揃うのもこんな時ぐらいです。
故人を偲びつつ、食事を楽しみ、会話も盛り上がった一時を過ごしました。
来年は母の3回忌。
それまでに兄が編纂している「家族史」の完成を間に合わせるそうで・・楽しみです。
翌日は山形へ。
今が最盛期の県花でもある「紅花」は、各地の畑で明日から「紅花祭り」が開始されます。
初めて目にした紅花の黄色と赤は、小雨煙る畑で鮮やかに映えていました。
写真を撮っていた時、畑にいたおじさんが声をかけてくれました。
「もし良かったら持っていきませんか?」
断る訳がありません。
蕾が沢山付いた枝何本かに、ハサミを入れながら
「これは最上紅花といって棘がありますが、最高級の紅花です」と説明してくれました。
指を黄色く染めて手渡してくれた紅花から、温かな真心が伝わってきました。
感激です。
次の目的地は米沢市。
今、ここ此処は全市を挙げて力を入れているのは、NHK大河ドラマ「天地人」の経済効果でしょう。
至る所に「天地人」ののぼりが立ち、「愛」・「愛」で満ち溢れていました。
ゆかりの「上杉神社」や「上杉家廟所」には観光バスまで止まっており、土日の混雑が想像できます。
上杉博物館では「天地人博 2009」が開催されており、
サブタイトルが「米沢 愛と義のまち」とあるくらいですから力の入れようが想像できるでしょう。
で、それに惹かれて見て来ました。
直江兼続着用の鎧兜。
謙信公のそれより立派に見えたのはやはり「愛」効果ですね。
写真が撮れずお見せ出来ないのが残念です。
この写真は登り東北道の那須SAに立ち寄った時、売店内で 撮ったもの。
じっとしていているので人形かと思ったほど、客と一緒にドアから入って来たに違いありません。
カップルのツバメでしょうか。