母を送りました。
「母の急変」の連絡にあわてて新幹線に飛び乗り駆けつけましたが、
間に合いませんでした。
肺炎を起こし不安定な状況でしたが、あっという間に逝ってしまいました。
大正4年生まれの93歳。
大往生といわれるでしょうが、「肉親との永遠の別れ」に年齢は関係なく悲しいものです。
小さな遺骨と共に死ぬ間際まではめていた結婚指輪を埋葬しました。
指輪の裏には父と母のイニシャルが刻印されているのです。
今では当たり前のことですが、いまから69年も前のことですから
進んだカップルだったのではと想像しています。
花・花・花に囲まれた祭壇は、華やか且つ荘厳で、
お洒落だった母に相応しい葬送になりました。