「受託収賄」も「公文書改ざん」も、やってはいけないこと。

前日に比して、気温は低くなりましたが蒸し暑い日でした。
バスの定期を買いに行って、その足で買い物をして帰りました。
乱れた空模様にしては、雨はパラパラ程度でした。

医学的にどの程度の因果関係があるのかよく分かりませんが、台風（低気圧）が
近づきますと、私の耳は、耳鳴りに近いものを覚え、目まいも起こります。
昨晩、そのせいだったのかどうか原因は定かでありませんが、夜、横になれません
でした。
座椅子の背もたれを倒した状態にして寝（休む）ましたので、朝の体調はバツ。
でも、そのことに拘り過ぎますと、ますます症状が定着してしまいますので、いつもの様に、
朝食をとり、片付けをし、買い物へ、という一日でした。

夕方、ひ孫のＵちゃんが来てくれたこともあって、気分は上向きに。
夜になりましたら、落ち着いてきましたので楽になりました。
元気な様でも、やっぱり身体の劣化は静かに進行しているようです。

私の好きな批評家で随筆家の若松英輔氏は、
著書　『生きていくうえで、かけがいのないこと』　のエッセー〈老いる〉の中で、
次のように述べられています。
　　《誰にとっても老いは、未知の経験である。
　　　それは死ぬまで終わることなく続く、新しい出来事なのである。
　　　新しいことに挑戦する若者の雄姿に、人々は拍手を惜しまない。
　　　しかし、老年を生きる人々に同質の讃辞を送ることは、ほとんどない。
　　　だがおそらく、人間の生涯のなかでもっとも勇気を要するのは、老いの日々、
　　　老境なのではないだろうか。》

讃辞など欲しいとも思いませんが、確かに〈老いは未知の経験〉であることは確かです。
もっとも、老人であれ、若者であれ、生きること自体、個々人にとっては〈未知の経験〉では
あるのでしょうが。

振り返ることが多くなりました。
浮かび上がる懐かしさの淵に涙したり、
忘れることで決着をつけた筈の口惜しが、突然よみがえって来たり、
そんなに、いいこともせず、悪いこともせず・・・・・

「科学技術畑のエース」と言われた文科省の現職幹部が受託収賄容疑で
逮捕されたのこと。
優秀な方でも、やっぱり親バカ故に足を踏み外してしまったものでしょうか。
あってはいけないことです。
モリカケ問題に関わる「公文書改ざん」もまた、あってはいけないことでした。

　　『死ぬときは、何一つ携えて行くことができず
　　　　　　名誉が彼の後を追って墓に下るわけでもない。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（旧約聖書　詩編４９章から）