小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

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その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

ジャズマスターという愛機 改造+調整♡

2018年01月10日 | 趣味
■僕が愛用しているギターにジャズマスターというギターがあります。
このある意味、欠陥だらけだけど(笑)、一部の人に猛烈に愛されているジャズマスター。
僕もそんなひねくれモノの一人です(笑)♪

フェンダージャパン製です。(Fender Japan Japan Exclusive Classic 60s Jazzmaster 3TS)
ピックアップはUSA製のピュア・ビンテージ‘65に替えてあります。

フロントの甘い色気のある独特の太めのトーンと、
リアのジャキジャキ感のある高音がタマラナイ、ジャズマスター♡

今回は音はいいけど、
このあまりに使いにくいが故の愛おしさが込みでてくる
ジャズマスターの魅力をギターほぼ素人の僕が(笑)書いていこうと思います!
※ギターテクニックは小学生並です。

■ジャズマスターこのギターはその名前の通り、
1958年にレスポール全盛のジャズシーンに、
当時のフェンダー社がのぞんだストラトの進化形のギターでした。

デビューしてからしばらくはジョー・パスが使用するなど、
ジャズ・シーンでの使用例があったようですが、
ジャズマスターの太めの音はあまり好まれず、
ジャズの楽器的な保守性を打ち破れなかったようです。

ですが、代わりにこの時代に流行した
サーフミュージックのプレイヤー達にヒットし、
広く受け入れられるようになったそうです。

一時は製造も中止となってしまいましたが、
熱烈なファンの声で生産が再開されたようです!


■最近までロックと少しのクラシック以外を
ほとんど聴いてこなかった僕にとって、(妻は超ジャズ好き)
僕がジャズマスターを愛する理由としては、

・音が個性的、バンドで埋もれない
・色気のある音、ジャキジャキ感がタマラナイ♡
・見た目が好み過ぎる
・色々改造しないと好み通りにならない(世話が焼ける分、愛情が倍!)
・フローティングトレモロの絶妙な揺らぎが好き
・レスポールに比べて本体が軽い!
・愛する妻がジャズ好きである

位でしょうか(笑)。

今まで黒のレスポールカスタム(ブラック・ビューティー)が世界一カッコいいギターと信じていたのですが、
最近はすっかり上位の場をジャズマスターに奪われてしまいました。

きっかけは一緒に組んでいたバンドメンバーに安いストラトギターを借りたのがきっかけでした。
バンドメンバーが変わり、僕自身、急きょドラムからギターに転向することになりました。

そこでメンバーにエレキギターがないから一時的にギターを借りたのですが、
そのギターがサンバーストカラーの安~いストラト(メーカー:Legend)で、
意外と見た目とスタイルが気に入ってしまったのです。

それでネットで似たモデルを探したら、
たまたま似た見た目のジャズマスターが目に留まり、
そこからはもう、一気に一目惚れでした♡

大好きなゴリゴリのHR/HMには向かない気がしますが、
フロントのピックアップで弾く、艶のあるクリーントーンがジャズにマッチしているし、
ロックンロールくらいなら十分にイケる、柔軟なギターと思います!

シングルコイルとハムバッカーの中間で、
シャキシャキしている感じの音色です♡


■そんなジャズマスターは「世紀の欠陥ギター」と汚名を頂くほど、
色々難があることでも知られています。

①まず有名なのは、構造上、弦のテンションが低く、
ブリッジのサドルが変なネジみたいなだけのコマなので、

激しく弾くと「弦落ち」という致命的な事態になってしまいます。

こりゃ落ちるし、サスティーンは下がるわな。

そこで、サドルをムスタングのサドル(弦高調整できるやつ)に交換しました。

これがすごくいい感じ!
音はそのまま、サスティーンは伸びて、弦落ちもなくなりました!

ブリッジだけはずしてみた比較写真がこちら。

↑ねじの溝だけのようなコマです。これは激しく弾くと弦が見事に落ちます。


↑こちらは溝があり、弦高も調整できるコマです。

長さの短いネジにもなり、
弦高を上げてもネジの先端が弦に触れにくくなりました♪(←ここもかなりの悩みのタネでした)


②そしてお次はピックアップ。
フェンダージャパンの純正の音は、
全然好きなジャズマスターの音ではなかったのです(涙)。
※スクワイヤーのジャスマスターの方が純正で全然好きなジャズマス音が出ていた!

手前のスイッチはスイッチを入れるとフロントのピックアップのみに切り替わり、
そこだけ独自にボリュームとトーンが設定できる機構です。
ソロとバッキングの音色を分けたいとき、
手元ですぐに音を完全OFF設定にしたいときに有効です。
(弾いてて当たって勝手にスイッチが入ってしまう場合がある位置なので、
 この向きを90℃変えたINORANのシグネチャーモデルは画期的と思います!)

フェンダーUSA(メキシコ製)のお高いビンテージものは、
全然手が届かないので、
ピックアップのみ「USA製のピュア・ビンテージ‘65」に交換しました。

これが大当たり!!
音も見た目も!!
正に僕の頭の中のビンテージ・ジャズマスターの音になりました♪
(本物のビンテージは楽器屋でしか触ったことがないw!)

真っ白で嫌だったフェンダージャパンのピックアップカバーも
付属でクリーム色が付いてきます♪

ピックアップ交換なんて、やったこともないし、
やってみたいと音が分からないという大バクチみたいなものなので、
勇気がいりましたが、やってよかった!!

回路図と英語の説明書が入っていましたが、
現物と違う部分もあり、
結局は元の回路を参考に組んで、
2個のピックアップ同士はノイズキャンセルになるように向きを逆に取り付けました。


シングルコイルなのにこのコイルの太さ!!
まるでP-90の様ですね♪
これであの色気のある甘い太い音が出るんだなぁと思います。


③トレモロアーム問題!!
ジャズマスターは他のストラトと違い、
独特のフローティングトレモロというブリッジ機構を持っています。

そのトレモロアームがすぐ抜けるし、
曲がった所まで刺さらない。
楽器屋に問い合わせたが、そんなもんだと言われる始末(笑)。

これじゃステージ&練習で抜け落ちるし、
いちいちだらんと下がるからアームをやりにくいし、カッコ悪い!!

スクワイヤー製は問題なく、
任意の場所に固定出来たのに、フェンダージャパンのはできない!!



こういう事態は工業高校出身の僕には燃えます(笑)。
さっそく分解・修正しました!


外して裏から見るとこんな感じです。

そして、トレモロアームの刺さる部分の
十字に切ってあるメス側のナットの締まり具合じゃん!という結論に至りました。

最終的にはアームがちゃんと奥まで入らないので、
マイナスドライバーで開き、奥まで差して、そのあとにペンチ・プライヤーでギュッと潰したら一気に解決しました(笑)!
ちゃんとアームを差し込んでも折れている根元まで刺さるし、
任意の場所で止まります!絶対にプレイ中に抜けない!!

トレモロアームの固定に成功しました(*^_^*)
文句のない塩梅になりました!!

横から見るとこんな感じです。

そんなもんだと言った楽器屋さんの定員さんにも、
こうしたら解決したから、相談されたらやってみてと伝えました。

キツくてアームが根元まで刺さらない場合は、
ラジオペンチで開いてから、アームを差して、ペンチで潰す!
ゆるくて任意の場所にアームが止まってくれない場合は、
アームが刺さった状態でペンチで潰す!
このときに力を入れ過ぎて、アームが抜けなくなるほどキツくなる場合があるので、
少しずつ、注意をしながらペンチでやってみて下さい。


そして今さらですが、ネットで検索してみると出てくる出てくる(笑)。
もっと早くに見ておけば良かった!!
僕もやりましたが、テープを巻いたりしてキツくするより、
こちらの方法の方がよっぽど楽に問題が解決します♪

分かりやすいのがこちらのサイトかな~

ジャズマスターのトレモロアームが抜けて困っている人は、
ぜひ試してみて下さい!
(USA製はネジ式になっているものもあるらしく、この限りではないです)


④アーミングをするとチューニングが安定しない!!
これはジャズマスターの宿命かもしれません。

だってアーミングすると、ブリッジがそれに合わせて前後するんだもの(笑)。

解決方法は
ブリッジを交換するですかね~
レスポールとかに使われる「チューン・O・マチック」のブリッジにする人もいるし、そういうモデルもあるし、
高いけどプロなんかは「マスタリー・ブリッジ」に交換してますね。

けど、僕にとってはあまりに高価だし、
今の大好きなジャズマスターらしいと思っている音が変わってほしくないので、
サドルとピックアップの交換のみに留めました。
この改造は音は大きく変えずに使いやすくなるので、お勧めです♪


■そんなこんなで、国産のジャズマスターはとても評判が悪いのですが(笑)、
ピックアップを替えて少しいじるだけで、
すごく使える代物に化けることが分かりました♪
※あくまで個人的な評価です。

そもそもインドネシア製のスクワイヤーに比べると、
作りの精巧さは比べられないほど、国産のは素晴らしいです!

なぜ、あんな本家とかけ離れたピックアップにしてしまったのか疑問は残りますが、
(きっとアメリカブランドからの圧力ではないのか!?)
十二分にフェンダー・ジャパンのジャズマスターは名機になれる器があります!!

スクワイヤーのジャズマスターは音と見た目は申し分ないのですが、
オクターブ調整時にネジの頭が弦に当たってしまいビビってしまうのと、
ネックのRが少し僕に合わない事、
フレットの端の切込み幅があるので、チョーキング時に弦が落ちてしまうのがネックでした。
その部分を差し置いてもコスパ的にも素晴らしいギターだと言えます!!


ちなみにギターマガジン2016年8月号の題は「逆襲のジャズマスター」
まるでガンダムの赤い彗星の如く、ジャズマスターの事だけで200ページ使われています(笑)!
プロによるジャズマスターの愛し方、カスタムなども満載で、
ジャズマスター好きにはお勧めの1冊です。
なんと今年2018年はジャズマスターが誕生して60周年!
今年もギターマガジンはジャズマスターを特集すると2016年には書いてあります。
どうなるか乞うご期待です!

そんな大好きなジャズマスター、
長女もカッコいいギターだね♪と言ってくれます(*^_^*)

ギターはほぼ初心者みたいな僕ですが、
ジャズマスターがあまりに好きで可愛いやつなので書いてみました☆

ガッツリやってるひとには色々突っ込みどころ満載でしょうが、
温かく見守って下さい♪


#ジャズマスター #フェンダージャパン #ピックアップ交換 #トレモロアーム固定 調整 #ブリッジサドル交換






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