小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

長女が手に入れた、新しい世界

2020年07月18日 | 母島 暮らし 子供
■父島に原付免許を取りに行きつつ、様々な事を学びに行って来た長女が母島に帰ってきました。
僕自身も16歳になってすぐに免許を取りに行ったのを思い出します。

バイクに乗れるようになってから、一気に行動範囲が変わりました。
たかが50cc以下の小さな乗り物ですが、
自転車だけの中学生時代と大きく世界が変わった瞬間です。


「今度から島民証がなくても、
 運転免許証で証明して
 島民割引で船に乗れるね!!」

北港に泳ぎに行くとき、
まだ不慣れな運転で僕の車の前を進む長女。

そんな後姿を見ていて、
島で暮らして、
海を堪能する仲間と同じ姿に見えて、
なんだか少し、
また一つ、
自分の力で世界に向かって行った、
そんな気がしました。

コロナで、
留学先のカナダにちゃんと戻れるか、
見えない中で、
ハッキリと、
彼女の人生が前に進んでいることを感じた。

そんな後姿でした♪

彼女自身も最初はバイクに及び腰で、
免許取得に躊躇していましたが、
これから自分の力で生きて行ってほしい事、
カナダの山で暮らしていても、人に頼らずに自分の力で街と山を行き来できるようになってほしいという思いから、
説得し、どうにか免許を取ることになりました。

そして、いざ取って見れば、
いやっほうっ♪といった具合に最高に楽しんでいます(*^。^*)

カナダでも免許を取得しなければと思いますが、
経験値は間違いなく上がっています(*^。^*)


■ちなみに小笠原では父島の警察署が原付運転免許講習を実施してくれています。
まずは学科試験を受けて、合格したら、後日講習を受けるという運びです。
(免許が内地で発行されて、島に届くまでに2週間くらいかかります)

昔は父島で普通自動車の運転免許講習もやっていました。
内地から教官を呼び、洲崎の自動車練習用のコースで練習し、
免許センターで一発取りをするノリで取得することができました。

踏切も高速道路もない、島での免許取得。
内地の道路は怖くて運転できない事から「島免許」と呼ばれていましたね(笑)。


ちなみに僕は当時、19歳で父島に来て、普通運転免許がないと島で働くのは厳しいことを知り、
20歳に西表島で半年働いた後、
仙台で昼は自動車学校、夜は夜勤の体制を1か月続けて取得しました。

その後、自動二輪免許も欲しくなり、
車の免許で学科は免除だったので、免許センターに行って一発取りで取得できました(確か7000円くらい)☆

車の天候に強い、利便性と、
バイクの圧倒的な景色と風の気持ち良さを知ってしまうと、後戻りはできません(*^。^*)

自動二輪は取得して1年経過すれば、二人乗りが認められるので、
2人で一緒にバイクに跨れることに憧れた年頃でもありました(#^.^#)


■さてさて、そんな免許を取得した長女。
集落から11㎞北の大好きな北港の海も自分の力で、自分のタイミングで行って泳げるようになりました♪

最近の北港では、特に会えるのを楽しみにしている存在がいます。
北港に去年位から数ペアいるこの、かわいこちゃん。

おそらくクロユリハゼかと思います♪
必ず2匹ペアでいて、結構うちの夫婦のお気に入りちゃんです♡

去年の夏くらいから存在に気付いてから、
台風で大荒れの後も無事を確認して、
ずっと会いに行ってます♪

夫婦でこのペアに惚れています(*^_^*)

そして海が大好きなのは、
太陽の光と空気の泡があまりに美しいから♡

夏も本当に遊ぶのに忙しいのです♪

北港に生息しているガンガゼとパイプウニ。
いつも見れば見るほど謎が深まります。

固くてしっかりした棘のパイプウニ。
脆くて、長い棘のガンガゼ。

どこをどう見て、感じて生きているのだろう?
やっぱ不思議だな~


■昨日の晩御飯は、
長女が帰って来ているからと、
立派なヒメダイのお刺身+潮汁♡

いつも凪穂を可愛がってくれている島かあちゃんに頂きました♪

大変おいしかったです!
お腹いっぱいになるまで、美味しい刺身と潮汁を頂きました☆
ご馳走様でした(*^_^*)

そして、この魚をさばくという事を、
小笠原ユース時代にペアレントさんにとても丁寧に習った経験が、
今、活きています!

まだまだ下手くそですが、
まな板に乗らないサイズの魚を頂いても、
マグロでもサワラでもさばけるように教わりました!!

刺身を盛り付けるだけでなく、
アラなど、食べれるものは全て利用できるところまで教えて頂きました♪

今回、さばきながら、
そんなことも思いだし、沢山の人に支えられているのだなぁと痛感しました。

本当にありがとうございます♡




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