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数千年の時流を感じる~ネオワイズ彗星

2020年07月24日 | 母島 日常 日記
■7月23日の日没後、今話題のネオワイズ彗星を見る事ができました♪
見た場所は母島のビッグベイというポイントです。
いっやっほう!
気付いたら家族で5時間も夜空を眺めておりました(笑)。

線みたいなのは流れ星です。
贅沢な悩みですが、流れ星が多すぎて、困るほど写ってしまうのです(*^_^*)

先日、みんなが良く見えたという7/18もトライしたのですが、
僕があまりの空腹に断念(笑)。
諦めて帰った後20分後に出現したという報告があり、悔しい思いをしました(ToT)/~~~

お蔭で、僕自身あまり関心がなかったのですが、調べてみると、
だんだん楽しくなってきました(笑)♪

聞けば、ネオワイズが拝めるのは縄文時代以来、4300年ぶりとのことです。
四千年…
途方もない時間の長さです。

しかし、調べれば調べるほど、ワクワクしてきました♪
Comet bookという彗星アプリまで用意する始末(笑)。

今回はちゃんとお腹を満たして、再チャレンジしました(*^_^*)
↓真ん中の方に小さくネオワイズ彗星が見えています。
大きく光っているのはお月様です♪


■そもそも彗星と流れ星の違いすら知りません(笑)。
英語にすればコメットとシューティングスター位なのは分かりますが、違いを今回知りました。
ついでに隕石も。

☆彗星(Comet)
太陽の回りを回る天体のうち、尾を持つ「小天体」(彗星・小惑星・惑星間塵等)のことだそうです。
大きさは数キロから数十キロにも及ぶそうです。
短周期彗星と長期周期彗星があるようです。
多くの彗星の軌道は安定しないものの、細長い楕円軌道を描いていて、
数年から数百年に一度、太陽の近くに戻って来るそうです。
それが地球に近づいた時に今回のネオワイズ彗星の様に私たちが見ることができるのですね~!

☆流星(shooting star)
なんと彗星がまき散らしていったチリなんだそうです!
地球の引力によって大気圏に突入する時、大気の分子と衝突してガスが発光し、光っているように見えます。
大気中で消滅するものだそうです。
大きさは小石や米粒くらいと聞いた事があります。

☆隕石(meteorite)
小惑星や彗星などがぶつかってできた破片が地球など惑星に落下して来たものの事だそうです。
10kgを超えるものだと大気圏を通過し、無傷で地表に到達します。
なんと1年間に何千個も地球に落ちてきているそうです。
怖い~。

簡単にまとめると、
「流星」は宇宙のちりが発光する現象で、
「彗星」は太陽系の小天体。
全く違うものなんですね~


■さてさて、そんなネオワイズさん。
1997年の夜空に輝いたヘールボップ彗星以来の明るさの彗星による天体ショーになりました。

今年の3月下旬にNASAの赤外線天文衛星“NEOWISE”が発見したこと
が名前の由来だそうです。
正式名称は“C/2020 F3(NEOWISE)”だそうです。
意外と最近の発見なんですね。

ネオワイズ彗星は、7月上旬に太陽に最も接近する“近日点”を通過したそうです。
太陽の高温のパワーが凄いので、そこで消滅する彗星も多いそうですが、
ネオワイズ彗星はそれに耐えれたようです。

彗星の核は、岩石、チリ、ガス、氷からできていて、極度の高温になると崩壊しやすくなるとのこと。
太陽に近づくにつれ高温になり、様々な物質を放出し始めるのが、美しい尾の正体らしいです。

近日点を通過し、太陽光の反射が少なくなっていきますが、
7/23が地球に最接近で拝むことができました♡



■ついでに北港まで行って、家族で記念撮影。
北斗七星がバックにあるのは分かりますか?
ネオワイズ彗星もしっかり見えたそうですが、これは沈んだ後になります。

久々に行った夜の北港は圧倒的な星空でした♡

天の川が美しいですね~

■最近はずっと北港の美しい海にハマっています。
土日はゆっくりと、平日は昼休みにササっと。
ほぼ、毎日北港に通っています♪

水中お姫様抱っこ。
この姉妹、なかなか泳ぎがうまくなってきました☆


■北港桟橋付近にいる長女のお友達。
ヤマブキベラかな?
長女が海に入ると、スーッと寄って行きます。

お近づきのきっかけは、
ここでは書けないようなことなので、
長女本人に聞いて下さい(笑)。

長女はひょんなご縁から、ロングフィンを入手し、素潜りライフを満喫しています。

彼女の写真のセンスは独特で、インスタなどでファンがいるそうです。

この海の中の光と手の写真も長女の写真です。
さすが~


■うちの長女さんが、
父島のプーランで天然酵母のパン作りを習ってきました。

天然酵母をおこして、
天火オーブンで焼くスタイル。

これがビックリするほど、
香ばしくて美味しかったです♡

うちの奥さんも、
ずっと前から天然酵母パンを焼いて来ていました。

妻は島の素材だけで天然酵母を起こすこだわり派♪

今回の長女の天然酵母パンは
固さも味もふっくら具合も美味しい代物でした(*^_^*)

天然酵母パンが焼ける高校生♪
カナダに戻っても、とても使える技と思いました。

ありがとうございます!!
この年頃になると、
親のいう事には素直になれませんが、
第3者の言う事はとっても素直になれるお年頃。
本当に感謝です♡


■今度は僕が大好きな魚の紹介です♪

この魚は島では「チギ」と呼ばれています。
一般的には「バラハタ」ですね。

沖縄なのではシガテラ毒を持つ毒魚として、
食用には向いていないそうなのですが、
小笠原ではそのシガテラ毒の元となる餌が少ないために、
チギは食用で利用されています。
天ぷらやムニエルが美味しい白身の魚です☆


しかし、僕はこの魚のルックスも大好きなんです♪
美しい流線型の体、すらっと長い黄色いアクセントのある尾びれ。
そして、赤紫のドギツイ体色。

中々頭のよい根魚で、
銛で突こうとしていると、出遭い頭以外はなかなか絶妙な距離を開けて、
突きにくい魚です(釣りでは容易)。


■そしてアウトリガーカヌー(島名:カノー)も毎週漕いでいます。

このカノーを漕ぎながら観てる景色こそ、
石器時代の小笠原の民と同じ目線だと思うのです。

今回のネオワイズ彗星が次に見れるのは、なんと6700年後!!
西暦で言うと8704年頃だそうです。

その頃の地球は人が住み続けられているのでしょうか?
島の暮らしはあるのでしょうか?
カノーが続いているのでしょうか?

前回、地球でネオワイズ彗星を見れたのが縄文時代。
ネオワイズ彗星から数千年の時流を感じて、なんだか宇宙の広がりに圧倒される出来事でした♪






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