小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

海に飛び込む島の日常

2020年07月10日 | 母島 暮らし 子供
■島の子はよく海に飛び込みます。
そりゃまあ、ほんとに良く飛びます(笑)。
ほんと楽しそうに延々と飛び込み続けます(*^_^*)

子どもって、なんであんなに何回も飛びこめるのだろう?

大人は一回飛んだだけでもかなり消耗します(笑)。

先日は次女が、
ついに小岸壁から頭飛込みが出来るようになり、大喜びしていました☆

頭からの飛込みは本当に勇気が問われます。
高さがあればあるほど尚更です。
楽しみながらも、いろんな要素が詰まっているのが、飛び込みです(*^_^*)

先日、飛び込みについてFacebookに投稿したら、三宅島の友人が面白い分析を送ってくれましたので紹介します。

●飛び込み最高のトレーニング説。
・恐怖心との葛藤によるメンタルトレーニング
・周りの応援/賞賛による受容感を得る
・水との距離と落下速度を体感することでの空間把握能力の向上
・泳力/持久力などのフィジカル的トレーニング
・技術の向上による達成感/自己肯定感の強化
・失敗や怪我から学ぶ自己防衛力の向上(浅いところは危険、下に人がいないかなど)
・何より海は楽しい気持ちいい、という心が高まる!
・そして、飛び込みが上手いとモテる

こんな分析をしてくれるなんて、最高過ぎます♡

小さな頃から大きな子の飛び込みを傍らで見て育ちますし、
もう、衝動的にしか思えないような飛び込みも沢山見かけます。

保育園児でバク転して飛び込む運動神経のいい子も存在します♪
小学校高学年、中学生くらいになると、かなり完成度も増し、観ていてカッコいいなぁ~と思えてきますヽ(^o^)丿



■先日はうちの次女さんがついに東港の一番高い堤防からの飛び込みに成功しました♪
親としてもまさか小5の女子が飛ぶとは思っておらず、ビックリしました!

その時の映像がこちらです↓


落差は10mくらいあるでしょうか?
一応、下で待機はしていましたが、誰ひとり怪我することなく、
この日は二人の5年生女子が東港初飛込みを成功させました♪

ちなみにこの飛び込みの下では結構大きなネムリブカ4匹が、なにやら餌をあさっていました。
しかし、人間にはちっとも興味がない様子でした(笑)。
ネムリブカは昼間は寝てばかりいて、大人しい鮫の種類です。

飛んだ本人もよっぽど嬉しかったらしく、何度も飛び込み続けます。

これからはしばらく土日は毎週、東港でしょう(笑)


■さてさて、そんな娘の親でもある僕も飛び込みは大好きです。
しかし、去年の夏くらいからは大岸壁以上の高さから飛び込むと、
三半規管に影響するのか、水面で平衡感覚がおかしくなる感覚が発生しました。

その症状はこの夏も続いていて、
最近はある程度の高さのある飛び込みは出来なくなってきました。

無理すればできなくはないのですが、
こんなことで命を落として迷惑かけるわけにもいかないので、
見送りダイブは去年を最後に辞める事にしました。

ホントは山で仕事して暑いから、思いっきり見送る人がいなくても飛んでいたのですが(笑)。

■以前、母島のユースで働いていた頃、色んな見送りダイヴをしていました。
カンクーントルネード(きりもみ式ダイブ)
ムーンサルトプレス(バク転)
ダイビングヘッドバット(頭飛込み)

しかし、ある時、見送りダイブでバク転をしていて、
思いっきり距離を誤って、手の平を岸壁のカキでずたずたに切ってしまった事がありました。

その1件以降はトリッキーな飛び込みは怖くてできなくなってしまいました(笑)。
若気の至りですね~

当時は結婚前の21歳だったので(*^_^*)



■最近は平日の夕方も毎日飛び込んでいます。
放課後の部活の様に(笑)。

毎日毎日、暗くなってヘトヘトになっても飛び続けています。

大人が美しい夕焼けに見とれている頃、
子ども達は「オーロラみたいな空だね~!!」と言いながら舞っています♪

頭の中で
自分の娘への愛を歌う、ブランキーの「赤いタンバリン」が鳴り響きます。
あの曲の【赤いタンバリン】て、
ワクワクするほどの気持ちに溢れた子供の心だったんだなと思いました。

【夕暮れ時ってかなしいな。
 オレンジジュースとミルク混ぜながらつぶやいた。
 あの子の事が好きなのは。
 赤いタンバリンを上手に打つから】

大好きな描写です。

これはまたある日の夕方。
某小学生と某中学生はかめはめ波と魔封波を取得していたようです。

こちらがかめはめ波。
なんと二人同時!!


こちらは魔封波。
※ドラゴンボールでピッコロ大魔王を封じ込める必殺技ですw

とても有意義な放課後の稽古活動です♡

小さい子達は5時のレモン林の鐘の音で帰路に向かいますが、
単身でも泳ぐことを親に認められている子達は、まだまだ遊びが続きます。

畑帰りに僕も前浜によって一声かけます。
「帰らないの?」
と聞くと、
「まだまだ~~♡」
と返事が帰って来す(笑)。

「っていうかカメラ貸して!撮りたい!」
と言い寄って来ます(笑)。

こんな夕方を送れることが、本当に贅沢な時間なのだと思います(*^_^*)

■島の土日は前浜に脇浜に子供が遊びまくっています。
大人は沖や、もっと深くて遠い海を楽しんでいます。

毎日入っていても、同じ景色なんて一度もありません。
本当に飽きが来ません。

自然って本当に魅力的です(*^_^*)


そして、そんな自然で目一杯遊んでいる子供達を眺めていて、幸せになっています♪
ああ平和だな~と心底思います。

この平和が続くように大人たちは頑張っていかなければと思います。



■島の子ども達はこうして、逞しく色んな要素を成長させて、日々飛び込んでいます。
一緒に飛んでいて、本当にみんな楽しそうで、微笑ましいです。

昨日はコロナがついに東京都で過去最高の新規感染者224人。
全国では340人。

東京都はその7割が20~30代の若者であると報道。
感染場所はどこなのでしょうか?
夜の街だけを悪者にはしないでほしいと思います。

学校や職場、病院でも感染はあるのですから。

4月の時とは検査数が違うし、重傷者が6名で医療が崩壊を起こしていないので、非常事態宣言はする段階ではない、と。

昨日の入港では船内で発熱し、怪しい症状の人が出たと噂が飛び交い、医療の乏しい島では不安は続いています。

一方、島ではスポーツ系も再開し、フラや飲み会も再開され始めました。
すごく気持ちは分かります。
みんな色々気を付けてやっています。
責められるものではない。
やっているみんなも不安がないわけではない。

来島者も300人を超えてるし、
目に見えて観光客が増えました。

この状態であれば、
いつかは島にもやってくる可能性はあると思います。

島にコロナが入れば、
この前浜の風景も一旦お休みになるでしょう。

ここで、
この島で感染者が出た時に、
攻めや差別ではなく、フォローや支え合う事になったら、
カッコいいなと思います。

そんな事を想う母島の前浜でした(*^_^*)

※これは時間を聞いてくる子供がいて、それを近くで発見した子供が大声で妨害してきました(笑)。
 聞こえないように(*^_^*)
 その大声の子に向けてのポーズです(笑)。


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