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小笠原諸島・母島ジャイアン ブログ  -GIAN'S HAPPY BLOG-小笠原諸島・母島で自然農&便利屋

小笠原諸島・母島で持続可能な暮らしを目指しています。

その中や暮らしで学んだことを紹介したいと思います♪

母島の水芋(タロイモ)に出逢いました!!

2019年05月24日 | タロイモとパンノキ
■ハワイでタロイモの料理を学んでからずっと、
僕の頭の中にあるのが島のタロイモ(島では水芋と呼ばれています。)の存在でした。

山の奥地で残っているという噂や、
島の水のあるそこいらにあるという話も聞くのです。

そこで、ハワイから帰って来てから
70代以上の母島のレジェンドの皆さんに声をかけまくり、
ついに母島に伝わる水芋(タロイモ)にお目にかかる事が出来ました。

意外と身近な所に残ってくれていました♪

島のレジェンドからは本当にタロイモに対する情熱を聞く事が出来ました
「島の水芋は本当に美味しいから!」

今、小笠原で一番タロイモがアツい自信のある僕ですが(笑)、
島のレジェンドがアツく水芋の事を語ってくれて、なんだかとても嬉しく感じました♡

これからは利用したり、栽培したりして、色々試していきたいです!

見た目はずっと地味だけど、
太平洋の島々の人々を支えてきたパンノキとタロイモ。

僅かながらこの小笠原・母島にもこの2つが残っていたのが何よりも嬉しいのです。
そして、それを語り伝えてくれる人が残ってくれていたというのが何よりも宝物です♪

何度も昔の暮らしを想い描いて“間に合わなかった”と思う事もしばしばですが、
今回は心底“間に合って良かった”と思える1日でした。


■山に残っているという水芋(タロイモ)の群落。
山に詳しいレジェンドに話を聞き、家族で探検に向かいました☆

まさにジャングル。

先人たちが島の開拓を始める時の風景はこういうものだったのでしょうか。

立派なゴムの木の大群。

ふと横を見れば、竹の林が。

以前、人の暮らしがあったことを伝えてくれます。
ここでどんな暮らしをしていたのでしょうか?

渇水だった小笠原も、
父島母島、共にようやくダムも100%を超えました♪
(玉川農業用水ダムはまだ貯水率たったの15%です!!)

おかげで山の緑も苔も元気です☆

次女も汚れていいというお手製のかわいいマイバックで山登り。
可愛くデコレーションした箱の中には飲み水と美味しいおやつが密かに入っています(*^_^*)


この日は山奥の水芋畑は残念ながら発見できませんでしたが、
色んな想いが交錯しました(*^_^*)

また山のレジェンドに道を聞き、近いうちにリベンジします!
どうやら、道的には間違いがないようです。

話によると、この2~3年の乾燥化で相当ダメになっているとの事です。
無事残ってくれていることを祈りつつ、次回リベンジしたいと思います。

その後、色んな人に聞き取りし、母島の色んな沢系に水芋が残っていることが分かりました。
しかし、美味しい水芋は限られるそうです☆

なんだかドキドキしちゃいます(#^.^#)

■一方、母島では珍しい鳥さんが来ています。

サルハマシギという渡り鳥です。

日本本土でも佐賀県くらいでしか、なかなかお目にかかれない珍しい鳥のようです☆

夏羽の赤い感じが見事ですね^
小笠原は太平洋の中にあり、渡り鳥も換羽中の識別に悩む微妙なものも多いです。
今回のサルハマちゃんはお見事なタイミングで魅せてくれました!!

朝、畑に行く途中では赤ぽっぽの大群を見かけました!

天然記念物のアカガシラカラスバトの若鳥です。

ガスっている島影を見る度、
「カメ陽気」と感じます。

これはカメ漁師がこんな気候の時は、
よくカメが獲れる事からついた呼び名だそうです。

ベタ凪で雲が下がり、穏やかな景色。

ああ島の梅雨だなぁと思わせる今日この頃でした☆