ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

特徴のないわたしのふつうのプレゼン

2014年11月12日 | インド MenEngage

 

MenEngage会議、インドで避妊手術で10名以上の女性がなくなって、インドの活動家たちはそっちにかかりっきり・・・・それにしてもひどい話で、デリー以外の場所では、避妊は女性ばかりがやらされてて男性はやってないそうな。避妊すればIncentiveがでる制度だそうで、多くの女性がやってるそう。それにしても、4時間ほどで80人以上の手術をしたとか、40人に対して同じ器具を使ったとか(消毒なし)、新聞報道がどこまで本当かわからないけれど、なんとも許せない話。

そんな中、わたしは会議3日目に発表することになっていたので、はりきって会場に向かう・・・・・

↓常に混雑していた会場の外、活動家たちの情報交換の場所

Sexualitiesのセッションで発表するパネルは、私を入れて3人で(ほかはたいてい5人だったので、わたしは超ラッキーに少人数のパネル)、名前から男性2人にはさまれての発表かなと想像してたんだけれど、左側にすわったのは、っとてもチャーミングな南米から参加のGayMan、右側に座ったのは、「私の母はセックスワーカーで、わたしもセックスワーカーでありトランスジェンダーです」と自己紹介した女性。

そうなのだ、わたしはあんまり特徴のない人間なのだ・・・・・・発表タイトルは、Traditon vs Modernity? Dynamics of sexualities in modern Cambodia、もうちょっとひねったほうがよかったかしらん。いつものことながら、クエスチョンマークのタイトルが好きなのだ。

↓会議最終日にはステートメントも出すそうで、メッセージボードも設置

たまたま、ブラジルの発表者と、偶然に、まったく同じ質問項目で男性の意識調査の結果を紹介したわたし。調査の目的はそれぞれ違うし、調査手法も項目も全然違うんだけれど、まったく同じだった質問事項は、「自分の息子がホモセクシャルだったら恥に思う」、対象者は成人男性。

カンボジアの2012年の調査では68%の男性が「賛成」と回答(PYDが委託してDomreiが実施、Good Men Campaign Baseline 調査)。南米での同じ質問調査では、メキシコが30%、チリが48%、ブラジルが20% (Promodoブラジルが実施、調査報告書は現在英語に翻訳中)。

今回の会議を通じて、SPACEっていう単語がキーワードだったんだけれど、いまちよくわからないままだった。参加者が世界各国から来てて(南アの人が圧倒的に多くて、よく発言してたけど、インド人も負けてなかった)、異なる文化と異なる英語の言い回しを使っていたので(ありとあらゆる宗教やSexual/Gender identities)、SPACEってなにを意味しているのか、共通理解を得るのがちょっとむつかしいのかもしれない。Positive Social Change のためのSPACEなのかな、って思うんだけれど、もしかしたら全然違うかもしれない。わたしは、カンボジアでの将来を語るには、Potentialsという単語をいつも使うので、SPACEっていうのはいまいち漠然としていて、つかいにくい単語だなあ。

他方、Gender IdentiyやSexual Identity をVisible にしてくために努力しよう、っていうメッセージはわたし的にはわかりやすかった。でも、会議の目的の、男性を参画させていこう、っていうのからはちょっとずれていて、Intersectionaliry視点、つまり、「男性」という場合にすべてのMENを含めよう、その場合に男性の多様性に対してSensitiveであろう、っていう基本的な視点をきっちりしようとしてたのかな。

いずれにしても、とってもStimulatingな会議だった。熱い活動家たちと一緒になって話して、たくさんのプレゼンを見て、勉強になったし、世界のいろんなところで、いろんな取組が進んでいることも励みになったかな。カンボジアに戻って、今回の経験を役立てよう☆

 

 

 

 

 

 


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