ジェンダーからみるカンボジア

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2nd MenEngage Global Symposium 2014

2014年11月12日 | インド MenEngage

 

 

2nd MenEngage Global Symposium 2014

参加者は1000人を超えたそうで、わたしが把握してた200人(93か国)というのは海外から事前予約して参加する人の数だった。

わたしがとまってるホテルでは、圧倒的に多いのがアフリカからの男性。ホテルからバスで移動なので、だいたいの参加者は顔見知りになるのだ(ただ、あとになって、多くの人は実はタクシーで移動していることを知る・・・わたしもそうなるんだけれど)

↓会場はデリーのHABITAT CENTER

会議の議題は、ジェンダー平等のためにどう男性を参画させていくか。というわけで、男性たちに働きかけている男性たちの参加が圧倒的で、普段女性ばかりに囲まれている人間としては、どこを見ても男性っていうだけで新鮮で、まわりをきょろきょろしてしまうのである。

さらに参加者の4分の1くらいはアフリカの人たちで、多様性がほんとにほんとに新鮮。日本人は、招待客の中ではわたしだけで、参加者にもいないのかもしれない。デリーの新聞社の特派員とかみにきてくれたらいいのに。現地新聞ではちゃんとカバーされてたぞ(インドもあいかわらずジェンダー平等とはほど遠い悲惨なかんじ・・・)。

↓全体会議、UNWOMEN代表や、ジェンダー分野の偉い人たちが次々スピーチ

勉強になるのは、国際機関のトップも活動家たちも、スピーチがとても上手なこと。統計を上手に使ってるし、うだうだ長く説明しなくて要約でポイントを絞るし、さすがこれまで何百回とスピーチしてきたんだろうなあと思うのである。

前回ケープタウンであった、PromudoのGaryとも再会して、彼のスピーチにも圧倒された。統計によると、男性が女性と同じように家事をするようになるまで、自然にまかせていると、あと240年はかかるそう。いろんな統計があるもんだ。いずれにしても、この過去10年か20年くらいのスパンでは、男性が家事やリプロに対する態度はほとんどかわってないそう。

↓仲良しの活動家たち、ドミニカから飛んできた友達との再会はうれしい

↓個別セッションはこんなかんじ、どこも満員

Militalizationと平和・ジェンダー・男性の参画っていうセッションに参加してみた。レバノンで子どもたちがテレビゲームで遊ぶことを通じて戦争を身近に感じて、Dominance とPowerを学び、学校もちゃんとないし就職の機会もないから軍隊にはいって、ますます悪のサイクルを強めていく・・・・とか、紛争解決のための政府との協議テーブルにいた反政府グループの代表16人中15人が女性だった(さらにその女性は、協議を円滑にすすめるようにジェンダーとかごちゃごちゃ言わないように黙るように指示されたとか)。

きっとものすごくおカネがかかってる、今回の国際会議。世界中から人を招聘していて、アフリカとラテンアメリカだけでなくって、フィージーからの友達とも再会して、「わたしもがんばらなきゃ!!t」って熱い会話にはいりながら、感じたのである。活動家は、どうやって社会を改善していくかに情熱をかけているので、ほんとにいろんなことに次々チャレンジしていて、励みになるのだ。

熱い活動家たちとの再会や新しい出会い。個人的には、とてもとても勉強になって、わたしのエンパワーメントに直結したのである。

 

 


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