ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

人事院による公務員の人数調査

2010年04月08日 | カンボジアで感じたこと




カンボジアでは、とにかく幽霊公務員が多い。

給与は役職付以下は現金で支払われるけれど、
「知り合いに受け取ってもらう」
ことが可能なので、出勤している職員が数名分受け取って
「知り合い」に手渡すってことが通常になっているのだ。



とある省のとある局では、名簿上27人くらい職員がいるはずなのに
出勤してくるのは最大10名・・・・・

あと17名は何やってるんだろう??と思いつつ、
出勤しなくてもクビにならないし、まあのんびりした
国だなあと思っていたら・・・・

人事院が公務員の人数調査を実施するとのこと。
幽霊職員を一掃しようという試み?

調査日のために、職員たちは大忙し。
その日に出勤してないと、名簿から名前を
消去されてしまうのだ。


↓調査前に、各人記入するフォーム




職員の人数調査ってどんなものなんだろう・・・と見学に
いってみることに。

↓遠くから声が聞こえてくるんだけれど、そこまで行列・・・






↓一人ずつ、名前を呼ばれてカウンターへと進む方式


最初は写真とっていいかなあ・・・と思ってたんだけれど、

↓テレビ局まできてるから、まあ肖像権とか問題ないかな?


↓人事院のパソコン


一人ずつ、個人情報をパソコン上で記入・確認するらしい。
IDカードには、写真がはいってて、誕生日とかも記載されてる。

↓その後、指紋をとって終了




それにしても、こんなに知らない人がいたのかあ・・・っていう
くらい、大量の公務員が集合。

もしこんなにたくさんの職員が毎日出勤してきたら、
まず問題になるのは、業務のためのデスクがないことかな。

いやはや、カンボジアおそるべし。