ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

子どもたちとのホーチミン

2015年12月10日 | カンボジアの外で感じたこと

 

4日間のベトナム旅行。

↓新調した花柄シャツをきてお出かけ

↓久しぶりにオルセーレストランで朝食、清潔さを売りにしている様子・・・・

↓早朝なのにかなり混んでる、バスでの移動者が多い

↓ネアックルアン、景色がよかったので移動も楽しい

あっと言うまに国境のレストラン、また食べるのである

↓新発売になってた豆、大蒜味がきいてておいしいので大量買い

この豆のお菓子、大好きなのでいろんなところで買うんだけれど、一番好きなのはシエムリアップのスーパーで売ってるバージョン。少々塩がきいてるだけなんだけれど、抜群においしいので、行くたびにあるのを全部買って帰るのだ。

↓パスポートを要求する子供、バス移動は全部やってくれるので便利

子供が国境でぐずったら、「パスポートはバスで受け取って」っていうことで、イミグレはささっと通過したのである・・・そんなことしていいのかな?

カンボジア側では交通事故をひとつ見て、悲惨だったけれど、ベトナムではひどい交通渋滞で何かと思いきや・・・・

↓クレーン車が人家に突っ込んでた・・・・・すさまじい

無事ホーチミンについたけれど、同行したお手伝いさんは車酔いでダウン。

まあ彼女が車に弱いので、今回は列車はあきらめてホーチミンだけの滞在にしたのであった。

↓子供をつれてプールに出かける

↓すぐに外国人カップルと仲良くなって遊びだした上の子

お手伝いさん、復活してくれるかな・・・

バスでツアーの観光とかしてほしいんだけれど、車酔いするなら無理だし、かわいそう。

わたしはちょっとやるべき優先事項がいろいろあって、こどもたちと一緒に観光してるどころではないのであった。

 

 

 

 

 


師走・・・

2015年12月09日 | カンボジアのジェンダー規範

 

仕事が多すぎで回ってない気が・・・・・

明日からベトナム、ちょっと頭の整理しよう。 

 

 

 

 

 

 


縫製工場でのキャンペーン

2015年12月08日 |  ビアガールたちとの仕事2015

 

縫製工場で女性に対する暴力撲滅のキャンペーンをやるというので、取材にでかける。ビアガールとは全然関係ないんだけれど、実施部隊がビアガール関係なので、この情報がゲットできたのだ。

今の仕事とは、あまり関係ないんだけれど、縫製工場なんてなかなか内部にはいれないので、是非とも参加させてもらうのである。

↓準備中、100人程度、ランチタイムに参加してもらう

ジェニーという看板を使ってどこでもキャンペーン展開中

広い工場、1000人くらいは働いていそう

この工場では、セクハラ方針が作成されてテスト運営中で、セクハラ委員会まで設置される段階にあるというからすごい。

職場での何気ない会話で、「一晩、いくら?」みたいな直接的なジョークともとれる発言をする男性がいたそうで、女性職員から苦情が出たそう。スーパーバイザーが呼び出して、注意喚起して、3回続くと解雇になるそう。ちなみに、この、「いくら?」っていう発言はかなり頻繁にあるみたいで、男性には、ちゃんと勘違いしないように理解してもらわないと。

まあ、大学で朝からセックスとは何かって議論しているわたしたちも、考えようによっては相当セクハラまがいの発言をやってるのである・・・・「これは夜中のバーでの会話であって、朝9時の会話ではないわ!」っていうと、「まあ時間をちょっと後もどししよう、パリってことでどう?」とか、男性職員はわたしがジョークに命をかけているのを知っているので、すさまじいジョークで切り返してくるのである。でも、モニカルインスキーとクリントンがセックスしてたのでなくて女性からの一方的なセックスだったとか、訳のわからないことをいうカンボジア人には驚きなのであった・・・

↓セクハラ防止のポスター、これがかなり効果あるそう

「セクハラがあると、生産性がおちます」って言い切ったコンプライアンス担当職員。えらい。こういう人が、どの会社にもいてくれるといいんだけれど。

キャンペーンそのものには参加できなかったので残念だった・・・・なにせ時間刻みで仕事を次々こなしてる師走なのだ。どんなかんじだったのかな?あとでちゃんとフォローしなきゃ。

 

 

 

 

 

 

 


地方自治体の指導者たち大集合

2015年12月08日 | 地方時自体女性指導者調査2015

 

 

第3回、女性フォーラムが開催されて、わたしもコンサルタントでかかわっていることもあって、ちょっと顔出し。

↓自宅で食べるクイティエウ、味が薄くて、とてもいいかんじ

400人規模の会議で、中央・地方政府の女性指導者や、非政府組織の職員、活動家、学生が参加。わたしも15人連れて行っていいって言われたのだけれど、11人参加したのは全員男子学生・・・・・改めて、女子学生のモービリティの悪さを感じたのであった。ただ、2人は全体会議で質問してくれて、なかなか頼りになると心強い。

 

わたしは参加できなかったけれど、実際に差別されているレズビアンやセックスワーカーが自分の経験を語るセッションはとても印象的だったそう。わたしが参加したのは、女性指導者が増加しない問題がメインで、女性省から参加した若手職員は、ベテランの非政府組織の人の専門的な質問に全然回答できなくて、ちょっとかわいそうだった・・・・(そもそも会議に送ってきた役人の選定をかなり間違っていたと思われる)。非政府組織の人は、とても優秀な人ばかりがコメントしてて、データーとか事例を紹介しながら、政府がもっと政策的に女性を増加させるようにしないと、政府の目標値が達成できないって主張してて、その通りだと納得。

 


王立大学での講義

2015年12月07日 | カンボジアのジェンダー規範

 

カンボジアの王立大学で使用してもらう、ジェンダー学の教科書を作成中・・ほぼ終わりなんだけれど、いろいろ読み返すと、やっぱりこうしたほうがいいかとか、悩めるところがあって、まだ続いてる作業。蘇州での約2週間、なんだか遠い昔のよう・・・・

↓王立大学に行く途中で見た、結婚式の様子

朝早くから、伝統儀式をみれてうれしかったかな。さらに、この結婚式の主人公たちは、多分30代で、それもなかなか関心あるかも。

↓王立大学からの眺め・・・前回みたのとは違って高層ビルがたくさん建設中

↓今回特別講義をする教室は、なんと、クオリティコントロールの部屋

食堂で朝食をとりながら職員とビジネスの話をしたりしてたらたらしてて、教室にいったのは講義の10分前。でも、学生29人のうち27人はすでに着席してる・・・・・さらに、教室に入ると全員立ち上がってわたしを迎える・・・・・うちの大学ではあり得ない対応で、かなり感激したのであった。

↓学生は7割が男性、2回生と4回生の特別クラス

いろいろ驚いたことはあったけれど、ひとつ思ったのは、王立大学の学生は知識はあるけれど分析力や論理的思考は弱い。他方うちの学生は知識はあんまりないけれど、質問するとなると、質問しないとそんだと思ってるくらい質問してくる。

↓16日キャンペーン実施中、学生でもリボンをつけてる子がいた

↓講義後、久しぶりにTHE SHOPにいってセックスワーカーの調査の協議

王立大学、本来は教員を対象に講義をする予定だったんだけれど、弁護士養成校のときと同じで、「外部講師がきてくれるなら」ということで、教員は勝手に目的をすり替えるのである。ま、これはすでに慣れたけど・・・

↓ストロー2本でコカコーラ飲んでる・・・

王立大学での講義は、なかなか面白かった。ただ、タリバンの問題の映像をみせたので、タリバンって何か知ってる?って聞いたら、誰も知らない・・・タリボンっていうそうなんだけれど、それでも、知らない。あーあ、うちの学生にも同じ映像をみせたんだけれど、もしかして、何もわかってなかったかも・・・・・女子の教育といえば、タリバンを取り上げるのは普通なんだけれど。

宿題もだしたし、次回を楽しみに・・・

 

 

 


仕事でビアガーデンへお出かけ

2015年12月06日 |  ビアガールたちとの仕事2015

 

 

11月25日から12月10日までは、16日キャンペーンといって、女性に対する暴力撲滅のためのキャンペーンを全土でいろんな団体が開催している。仕事の関係で、ビアガーデンでのキャンペーンを取材することに。

↓準備中、明るいうちから事務所を出てビアガーデンへ

ビール販売をしている女性たちを含むエンターテイメントワーカーの戦略を策定する仕事をしたので、コアメンバーとは仲良しだし、今でもいろいろまだ関わっているのだ。

  

ビアガーデンに行くのは実は久しぶり・・・というよりも、「不健康なビアガーデンに行くのは」、といったほうがいいかもしれない。

↓お手伝いさんがいろいろ買ってた、行商の人

 

一人でビアガーデンに行ってもつまらないので、子どもと、飲み相手を呼び出すのである。

↓サラダ、大好物だけれど、食べるのは久しぶり・・・・

 

オレンジ色のTシャツを来たキャンペーンスタッフが、お客さんに近寄って行って、女性に対する暴力について「やらない、許さない」というような誓いを立ててもらう。

↓お客さんにキャンペーンを説明中

 

↓注文しすぎた料理、子どもたちは遊ぶことに一生懸命で食べない・・

 

値段を聞かないままオーダーしたら、とっても高いお会計でびっくり。平均的市民が行くというよりは、お金持ちのおじさんたちが女の子と遊ぶために行くための店だったのだ・・・・いやはや、そんなところがよくキャンペーンをするって許可してくれたなと感心。

↓サービスでついてきた料理

ビアガーデンでは、大量に女性がいて、カラオケにそのまま入っていく客もいれば、テーブルで食べている客の相手をする女性たちもたくさんいる。なんとも不健康で、驚き・・・そもそも女性の客なんて誰もいない。

↓女性たちが「オーダー」されている様子、久しぶりにみた・・・・

 

ただ、暴力は減っているそうで、何かあったらマネージャーが警察をよんでくれたりしている。まあ、暴力とか問題をおこしたら、店にとっても評判を落とすから、いい対処法だと思う。

↓大好物のカエル、ビールのあてにぴったり

 

今回仕事の関係でインビューした、かつてビールを売っていた女性によると、「車に連れ込まれて、銃で脅されたことがあって、とっても怖かった」そう。「当時は細くて若かったから・・・」と、今はふっくらして二人の子育てをしながらシングルマザーでがんばってる話を聞かせてくれた。こういう話を聞くと、その度に、元気をもらえるのである。

 

 

 

 

 


ICTの安全性についてのワークショップ

2015年12月05日 | カンボジアのジェンダー規範

 

ICTの自由と危険性についてのワークショップに参加。

コメンテーターとして出るということだったので、しっかりホワイトリボンをつけて行ったのである。さらに、さすがICT関係の政府関係者は優秀で「男性」なので、ちょっとうれしかったりして・・・内務省では、サイバー犯罪局が9月にできたばかりで、超優秀な人が発表してて、とても頼りになりそう。その点、情報省はちょっととほほなのである・・・・そもそもICTは別の省だろう??って言いたくなるのを我慢するのである。政治的にいろいろ配慮が必要なんだろう。

↓グループ討議で、ICTの自由や危険性について議論

議論を横目でみていて思ったのは、あまりにもレベルの低い議論・・・・・ハイテク国家の韓国から帰ってきたばかりだからかしらん・・・

まず第一に、インターネットがあまりにも日常的になって育っている若者にとっては、インターネットのすごさがわからないし、危険性も考えてない。「成績表、ネットで見てたでしょ?ハックされたらどうするの?」って聞いたら、そんなこと有り得ない・・・・って反応だったのである。ま、ハックされてもたいしたことないのか知らん。

↓喧々諤々の議論の割に、ちょっとレベルアップが必要だったなあ・・・

Freedom of information っていっても、ぴんとこないのもカンボジア人の特徴。首相の批判をするなんて考えられないから、表現の自由があると思ってる。まあわたしも首相を褒めることは日常的にあっても、絶対批判的なことは言わない。首相がちゃんと仕事できないとしたら、それはわたしを含め、市民社会を含め、ちゃんと首相にインプットできてないからだって判断したいから。まあ、それはいろいろ批判されるかもしれない。

↓わたしの学生たち、大学からきてるっていう視点を強調してって言ったら、「どうやって??」

議事進行の人があまりにもダメで、議事進行予定が50分も遅れ、わたしは自分のスピーチができずに大学の会議に移動せざるを得なく・・・・あーあ、せっかくジェンダーとICTについて発言できる機会だったのに、ほんとうに残念。

議事通りに会議をするっていうのは、大変だ。ま、わたしも、今は1時間刻みで予定を入れているのが悪いのかな。師走だから仕方ないんだけれど・・・

 

 


車椅子の用途

2015年12月04日 | カンボジアの生活

 

大学の新学期が始まって、両足のない学生が、上半身だけで両手を使って器用に学内を歩いているのを見かけた。

↓毎日BROWNばかりなので、1日一回はコスタにも行くことに・・・・

前学期は、目が不自由な学生を担当して、けっこう大変だったんだけれど、今学期はいるかな?

↓久しぶりに日本食、お刺身はやっぱりおいしい・・・

で、カンボジアの村で、車椅子をもらっても、移動に困るんじゃないかなと思って、その道の専門家に聞くと、用途が違うらしい。

↓久しぶりに子どもたちとブラウン、注文するだけでも大騒ぎ

 

車椅子に乗る機会があれば、農園で家族といっしょに過ごす時間ができる、食卓にいっしょにいれる機会ができる・・・移動はできなくても、座っていて、家族に受け入れられてもらうことができるっていうことが大事なのだそう。

↓上の子はサーモンだけとって食べた、ベーグル

体が自由に動かせられるっていうのは、ほんとうにありがたいこと。

↓毎朝ドライブして朝食を買い出しに出る・・・・でもこの靴はビアガーデンで紛失・・・

障害者の問題、あまり知らないけれど、もっと関心をもって、関わる必要があるなと思ったのである。

 

 

 

 

 


カンボジアで北朝鮮を感じる・・・

2015年12月03日 | 2015ソウル滞在

 

先週の韓国ではいけなかった北朝鮮・・・・迷ったんだけれど北朝鮮には行かず、慶州に行ったのだ。

で、プノンペンで、北朝鮮を味わうことに。

↓考えてみたら15年ぶりくらいにいった、平壌レストラン

キムチが出てこないのはいまいち・・・

↓超美味しかった、何かわからないけれど、チヂミみたいな料理

キムチは、白菜のを頼んだら、浅漬けだった・・・で、ちょっと甘かった。

↓ビビンバ、ちょっとあまいし、量が多い

韓国、明日にでも戻りたい・・・・・・IT大国で、美男美女の世界で生活したい・・・・・

 

 

 


Miss Wifeーキャリアウーマンが主婦になったら?

2015年12月03日 | カンボジアのジェンダー規範

 

ASIANAで見た映画、ミスワイフ。あまりにも面白かったから、講義でも上映することに。

https://www.youtube.com/watch?v=h3q7yQrXO-E

 

↓帰国早々、毎日外食ばかりで、いつダイエットするんだろう・・マトン

ミスワイフは、検察官としてばりばりに活躍していた女性が、「主婦」として2人の子どもを育てる母親・妻としてキャリアを忘れて生活せざるをえなくなるという話。またしても、アシアナ、説明文と映画の内容が全然異なってて、まあいいかってみはじめたら(キャリアウーマンがニューヨークに赴任する直前に事故にあって、取引する、とか書いてあった)、まあこれが面白くって。

↓パラクパニール、相変わらずFlavor of Indiaはおいしい

わたし自身、仕事をすべて捨てて主婦になれと言われたら、発狂するだろうな・・・とても耐えられないと思う。

↓鶏肉のカレー、ランチにはなかなかヘビー

でも、ほんとによくできてる映画で、最後には、これから幸せになれそうな主人公のはにかんだ笑顔がみえて、とっても嬉しいのである。韓国映画って、すごい。韓国でお世話になった女性は、日本の俳優、オダギリジョーが好きだとか言ってていろいろ写真見せてくれて、まったくついていけなかったのだけれど・・・・わたしは韓国映画のほうが好きかも。

さて、この映画をみて、学生たち、どんな反応するかな?ジェンダーと女性の自立について考えてもらうにはとってもいい映画で、さらに主人公は美人だしその夫の役はハンサムだし、クラスがクギ付けになるのが想像できるのであった。

↓ぎとぎと、ほとんど食べられなかった・・・・

キャリアウーマンと主婦かあ、そういう論争もあったけれど、両方選べるように、あるいは片方だけを選んでも幸せになれるようになるといいのにな。