徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

トラ、今季最多の16安打も8得点、最終回に追い上げられる・・・

2012年06月16日 19時35分12秒 | 野球・タイガース

野球は、ゲタを履くまで分からないと言われています。
野球は、2死からとも云われています。
最後は、これが、本当になりそうな雰囲気となりました。

今日のトラは、今季最多の16安打しながら8得点に終ったのが、最後は冷や汗をかく羽目になりました。
序盤で8点を入れますが、中盤以降にチャンスがありながら、追加点が奪えませんでした。

9回表で8対4と安全と思われるリードがあり、今日も藤川ではなく、福原が投げます。
2死を簡単に取るのですが、以下3連打で満塁とされます。
バッターは、井口、一発がでれば同点となります。

その井口にデッドボールを与え、8対5で尚満塁となり、ここで一発出れば逆転サヨナラとなります。
最後のバッターサブローをショートゴロに仕留め、事なきを得ました。

ロッテの粘りには感服しました。
序盤で8点のビハインドを、メッセンジャーを6回で引きずり降ろします。

 

     


チームが停滞し、マンネリ化している時、元気な若手を先発に使うことで、お互い刺激仕合って相乗効果が出て活気が出てくるものなのです。

14日には2軍から野原裕也を、新井良太を7番に打順を上げ、お互いに刺激し合い活気がありました。
今日も、野原、新井良太に久しぶりに田上を起用しました。

1回、いきなり野原が、ヒットで出ると、それがのろしとなって、3点、2回は、今度はベテランが奮起して4点を取りました。
特に、2アウトから金本のタイムリー、久しぶりに新井の2点2ベース、ブラゼルのタイムリーで4点を入れ、今までになかった打線の繋がりが出来ました。

 
 
  1回 2アウト満塁でブラゼルの3打点2ベース  2回、2アウト1,2塁から金本のタイムリーで追加点

しかし、喜んでばかりおられません。
失礼ながら、今日のロッテの投手は、先発香月を始めとして1流投手とは言えませんが・・・・・。
中盤以降、追加点が取れず、ジリジリとロッテに追い上げられます。

9回までの、ロッテの追い上げは、角中一人にやられ3安打4打点でした。
角中は、規定打席にわずかに足りませんが、3割バッターなのです。

喜んでいられない二つ目の理由は、今季最多の16安打しながら8点は、少々少ないのでは・・・・・。
過去最多得点をした4月22日は12安打で11得点でした。
得点と安打数は比例しませんが、あと一押し欲しいと思うのがファン心理なのでしょう。

明日で交流戦は終了しますが、明日も勝って、勝率5割に戻して欲しいものです。

 


映画「外事警察  その男に騙されるな」

2012年06月16日 11時02分35秒 | 映画・社会

どの国にも諜報機関が存在します。
アメリカのCIA(中央情報局)、イギリスのM15、ロシアのSVR(旧ソ連のKGB)などがありますが、日本には存在するのでしょうか?

そもそも、情報機関とは、安全保障の目的で国内外の情報を収集・分析し、政策に反映する国家機関です。
スパイ機関とか特殊機関とか、あるいは特殊機関とも呼ばれています。

日本では、裏の警察ともいわれる警視庁公安部外事課があります。
その外事課には、日本に密入国するテロリストを取り締まる国際テロ捜査諜報部隊があります。

この映画は、国際テロを未然に防ぐため、法を侵すギリギリまでの手段を使い、時には民間人までも引き込むというものですが、これを単なる映画として見るか、本当に日本でも、そのような恐ろしいことが起こっているのではないかと緊張感を持って見るかは、見る人の考えによるのでしょう。

  

それがNHKの人気サスペンスドラマであったというのも、興味をひくものでした。
それが警察が最大のタブー化されているスパイの話であり、テロが日本に侵入していることの恐ろしさを、架空といえども、身近に恐怖心を誘う物語となっているからです。

それでなくとも、スパイ天国と言われる日本、たやすくテロリストが潜入していると言われています。

物語は、3・11の東日本大震災のどさくさの中、大学から原子力関連部品のデーターが盗まれることから始まります。
同時に、朝鮮半島からの濃縮ウランの流出という事態があり、日本で核テロが懸念されます。

公安の魔物とも云われた住本健司(渡部篤郎)は、テロリストと交流があると疑われている企業、奥田交易の社長夫人・香織(真木よう子)を協力者に仕立て上げようとします。

住本の徹底した揺さぶりで、香織は罪悪感を持ちつつ、外事警察に協力します。

”その男に騙されるな”ということは、次々と住本の巧みな話術と行動に表れます。

  
    果織・・・彼女の手に握られた写真は・・・・      徐 ・・・深いしわには、過去と現在の苦悩が・・・


韓国の諜報機関NISも潜入捜査官を日本に送り込み、日本の外事警察、NIS、テロリスト、協力者などがそれぞれの思惑が入り乱れます。

元在日二世で「あの国」で核開発に携わり、韓国に亡命していた徐昌義(田中 泯)を日本に連れ帰り監視の下最高の医療を施し、分かれた娘を探すなどといって懐柔しますが、テロリストに拉致されます。
徐の凄みのある演技が印象に残りました。
彼の顔の表情には、今までの苦悩が刻み込まれたように思われました。

この映画では、「あの国」とか「朝鮮半島の国」という表現をしていますが、それがあの北朝鮮であることは明白です。

終盤は、徐を中心に物語は進みますが、彼が何を考えているのか、さっぱり分かりません。
”その男に騙されるな”のその男とは徐にも、当てはまるのかも知れません。

演技派、個性派俳優で、物語は二転三転して片時も目が離されませんでした。