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鉄道うんちく ⑦ 冬の風物詩”ササラ電車”

2012年02月09日 08時39分01秒 | 鉄道のよもやま話

札幌や函館の市街地の冬の交通を支えるのは、路面電車なのです。
積雪の対策として、両市では”ササラ電車”が活躍しています。

この電車のお陰で積雪時は、自動車より路面電車で移動した方がいいとまで言われています。
この”ササラ電車”とは、積雪時に併用軌道では除雪を行う際、竹製のブラシを取り付けた除雪車両のことです。

    

ササラとは、食器類の洗浄に使う器具のことで、竹や細い木などを束ねて造ったもので、”たわし”等がこれに相当します。

1925年(大正14年)から、ほうきをヒントに考案されたとされています。
今では技術が進んだのですが、仕組みはほとんど変わらず、線路につまった雪をうまく掘り出すには、このササラ電車が一番とか・・・・・

ヨーロッパやアメリカでは、ブラシを回転して除雪するシステムは、19世紀から既に用いられたようです。

今冬は、昨年の11月17日未明から本格的な積雪となり、今はフル稼働しているとか・・・・

明日より北海道に行ってきます。
12日には、札幌雪まつりを見てきますので、その時、運が良ければササラ電車が見れるかも知れません。

と言っても、かなり難しいかも知れません。
と言うのも、このササラ電車が活動するのは、雪が踏み固まらない午前4時頃に走行しているということですので・・・・・・。    

4~5日、当ブログをお休みします。