徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

秋の大和路ー薬師寺その2-

2007年11月08日 08時27分44秒 | 旅行・観光

今年も猛暑の影響でしょうか、まだ紅葉にはチト早いようです。
唐招提寺から薬師寺までの道のりも、秋とは名ばかりで、天気が良かった性もあるのでしょう、汗ばむほどでした。

  

唐招提寺が静とするなら、薬師寺は動です。
唐招提寺には、静寂のなかに尊厳さのようなものがあったのですが、薬師寺は再建されて間がない性か全てに派手やかで、伽藍の豪華さ、煌びやかく感じました。
しかし、中の薬師如来、月光菩薩、日光菩薩の薬師三尊像の凛とした顔立ちを見ると遠く奈良時代からの威風のようなものを感じました。

薬師如来は、またの名を医王如来ともいって、病の仏様だそうです。
死という人間の一番恐ろしいものを招くのも病気なら、不平不満をいうのも、欲が深くて疑い深いのも皆病気なのです。

        

白鳳伽藍の北側には、玄奨三蔵伽藍があります。
玄奨三蔵とは、「西遊記」のモデルとなった中国唐時代の僧侶の名前です。
その玄奨伽藍の北側に、大唐西域壁画殿があり、その中には平山郁夫画伯が30年の歳月をかけた壁画を見ることが出来ます。
この壁画は、玄奨三蔵の精神を描いたもので、その雄大さに圧倒されました。