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変貌する大阪駅 ーその1ー

2007年10月30日 10時08分22秒 | 鉄道のよもやま話

JR大阪駅は、今大改修工事を行なっています。
平成23年(2011年)に完成予定です。

明治7年(1874年)に神戸・大阪間の鉄道として旅客のみの取り扱いで開業して今年で133年経ちます。
当時の駅舎はゴシック風の赤レンガ造り2階建てで、現在地より西側の大阪中央郵便局付近にあり、周りには民家がわずかにあるだけで田んぼが広がっていたようです。

  開業時の大阪駅

当初の計画は、市街地に近い堂島あたりに建設される予定であったが「汽車の火の粉で火事になる」という住民の猛反対で、当時は町外れであった梅田に建設されと言われています。
が、これには異説があり、将来東へ線路が延伸された際に通過駅とするための駅構造にしたために、このような位置づけとなったとも言われています。

開業当時は、「梅田駅」「梅田ステーション」と呼ばれていましたが、阪神・阪急・貨物駅が開業すると、次第に梅田駅とは呼ばなくなったようです。

  
   大阪駅の航空写真(2006年3月?)

1906年に公布された鉄道国有法に基づき国有化される前は、この大阪駅は官営鉄道(国鉄)の列車の他、山陽鉄道(現山陽本線)、阪鶴鉄道(現福知山線)、西成鉄道(現環状線)、関西鉄道(現関西本線)、南海鉄道(現南海本線)、といった5つもの私鉄の列車が乗り入れていたことがありました。

今行なわれている改良工事は、2004年より、駅のバリアフリー化、改札口の新設、そして駅ビル建設などを中心に、大きく変わろうとしています。