日本史・・・相変わらず好きだねぇ。
ってなわけで、この秋の目玉はコレ!
東京国立博物館
「東大寺大仏~天平の至宝~」展
思ったほど仏像の出展がなくガッカリしそうになったものの、仏像フリークかぶりつきのお像を確認!
こりゃ凄ぇぜ!
重源上人坐像
東大寺を語る上でなくてはならない僧侶と言えば、行基と重源だと自分は思う。
行基は大仏造営のために勧進して回り、重源は東大寺再興のために勧進に出向いた。
仏師快慶は、東大寺再建にあたって慶派一門として大仏脇侍などの造立に参加し、そんな中で知り合った重源に帰依し、アン(胎蔵界弥陀の梵字)阿弥陀仏の号を授かり、重源関係の造仏に関わるようになる。
奈良博には、重源が台座に乗せて諸国を回り勧進したと言われる快慶作の阿弥陀如来立像が収蔵されており、拝する度にフリーズする自分。
このお像なら、民衆は「ありがたや~」と喜捨しただろうな・・って。
そうして、平重衡による焼き討ちに遭った東大寺は、重源&快慶の名コンビの尽力大きく、見事再興されたのだ。
そして、お像に付いて言えば、この重源上人坐像は肖像彫刻の白眉だと思っている。
五劫思惟阿弥陀如来坐像
五劫思惟阿弥陀と言えば、通称アフロ阿弥陀。
四十八の大願を成就するために五劫と言う途轍もなく長い時間、髪の伸びるのも構わず修行に没頭していた時の姿を表している。
巨大化した頭は、伸びきった螺髪なのだ!
記録によれば、鎌倉時代に先に述べた高僧、重源が中国・宋から請来したものだと言う。
重源像もアフロ阿弥陀像も、ご開帳の折にしか拝観出来ないお像なので、この機会によぉ~く拝しようと思う。
あ、重源像は執金剛神像ご開帳と併せて開帳された折に拝してことがあり、マジで感動した。
痩せて皺だらけのお姿なのに、お数珠を握る両手はガッシリと大きくて、そこに重源の強靭な精神を見る思いがした。
そして、秋の目玉二つ目は・・・
虎塚古墳彩色壁画秋季一般公開
ひたちなか海浜鉄道サイトに載っていて、
「古墳も良いね~。華麗な幾何学模様とやらを見てみたいな~」
と、食指動きまくり。
東日本で初めて色彩壁画が発見された古墳だそうで、6世紀~7世紀初頭にかけて築造されたとされる前方後円墳。
国の史跡指定。
そして、そこから200メートルほど歩いたところにあるのが
十五郎横穴群
奈良時代に造られた横穴墓。
墓造り文化を持つ日本人って素晴らしいと思う。
以上、歴女の秋は熱い!
自分以上に歴女な上子カメと一緒に行こうと思っています。
おさむに会えると良いな~
レンタサイクルもご活用いただいて。
(吉田)