本日、青山にて第92回奈良学文化講座が催され、テーマが十一面観音。講師が写真家の小川光三氏だった。
カメはずっと前から楽しみにしていたのだけど、昨夜のどんど焼きの後片付けがあったので泣く泣くキャンセル。
折角、聴講の抽選に当たったのに、口惜しい!
小川光三氏は、奈良県観光連盟から発行されている「奈良大和路カレンダー」に掲載される奈良の御仏の写真を撮っている。
氏が表現する御仏達は、土門拳の様なエネルギッシュかつ大胆さは少なく、代わりに静かな微笑の奥に湛えられる深い精神性を感じさせてくれるもの。
大和路カレンダーでは、写真の見事さも去ることながら氏のコメントも素晴らしく、それは「ああ、奈良に行きたい」と心底思わせてくれる。
なので、今日の講演はホント聴講したかった。
カメ、トコトン落胆。
そんな自分を少しでも元気付ける為に、昨年の奈良路でのプププな写真をアップしよ。(笑)
これは、新薬師寺から白毫寺に向かう道中で見つけた看板。
「国鉄指定」「嫁入道具」に大受け!
ツラツラと電話番号が書かれているけど、果たして此処に掛けたところで繋がるのかどうか。
昔ながらの奈良の風情に満ちた街並みとして知られているのが高畑町界隈(志賀直哉旧宅の近辺)だけれど、カメ的にはそこからちょっと外れた高畑町~白毫寺町ルートの街並みの方に、より「天平」が感じられて好きだわね。
↑こぉんな雰囲気の街並みを歩くと、数時代遡った場所に居る気がしてくるから堪らない。
建物の土壁の小さな窓から中を覗くと、頑丈そうな鉄で出来た鍬やまんのうなどが壁掛けされていた。
緑色の手押しポンプ井戸は、未だ現役の様子。
↑あ、そうそう!こんなところにも奈良感じまくり。
奈良県警マスコット「ナポちゃん」と大仏さまがタッグを組んで「子供達を守りましょプロジェクト」を立ち上げている。
こんなのは奈良でしかお目に掛かれないよね。
良いな~、奈良の子供達。
大仏さまに守られてるんだぁ~。
・・・それにしても行きたかったな、奈良学文化講座。グスン・・