21・6・18 Thu
白山禅定道の伏拝から祓川区間が再整備されて、ようやく平泉寺から
白山へと歩けるようになったのでこの機会に歩いてみました。
※ 今回歩いた白山禅定道のルートは平泉寺白山神社~伏拝~祓川(拂川)~妙見~
早内森(和佐盛平)~小原峠(雉子神)~河上社(川上御前)~三ツ谷~一ノ瀬~
慶松平(尾平)~観光新道~越前室(室堂)~白山頂上です。破線や地名合わせは
僕が勝手に起こしたものです。
市ノ瀬(5:00)でI垣さんと合流して平泉寺の駐車場へと車で移動。
ここで登山支度を済ませて法恩寺山への登山道(6:20)を歩いてゆ
きます。
飛鳥から奈良へと遷都する18年前に越前国麻生津で生まれた修験者
泰澄大師は十一面観音様からの夢告をうけ平城京の遷都から七年を
経た717年にこの平泉寺を創建したのだそう。
35歳という泰澄の年齢と勢いとが合致し、まだまだ版図拡大の途上
だったであろう当時の世を先駆者的に生きていたのかな等と勝手に
想像しながら。
汗をかきながら急な尾根道の登山道を辿ってゆくうちに、そんな勝手
な想像はすっかり消えてしまい中ノ平を経て法恩寺山山頂へ(9:01)。
風がそよいで心地よかった伏拝から下ってゆくとムシムシした小原集
落からの林道に下り立ちました(10:44)。祓川(拂川)の流れを橋の
上から羨ましく眺めながら和佐盛平へ。
シースルーな蝶蝶をみつけて、その姿に喜んだりしながら林道を詰め
て赤兎山登山口(12:25)から小原峠へ。
小原峠(雉子神)について休憩をしていると、さわちゃんのお店のお
客さん達に会いました(12:50)。その後、川上御前(河上社)への登
山道を辿って三ツ谷川の林道へ(13:44)。
林道を辿って、更に市ノ瀬までの長い長い林道歩きになりました。途
中で二度の休憩を挟んでようやく一日目の宿場の市ノ瀬(15:20)に到
着しました。時間的にはまだまだ行動することも出来そうですが、こ
れにて本日の行動は終了。
21・6・19 Sat
4時前に起床してラーメンを食べて5時過ぎに市ノ瀬を出発。
今朝の歩き始めの頃はいい感じだと思っていましたが小一時間も経た
ないうちに足運びが重くなってきました。どうも昨日の疲れがまだ残
っているようです。そんな感じで気持ちまでもが重くなりそうですが、
ここは堪えて歩いて行きます
注連縄が張られた岩屋の中には観音様のような石仏や名簿らしき文
字が刻まれた石板が納められています(7:37)。
大岩を抱えた大木を越えて歩いているたら、足元にはツバメオモトの
シースルーが♪
慶松平を過ぎてしばらくで観光新道(8:40)と出合うと、あとはいつ
ものルートなので先がよめる分だけ気が楽になりました。ここに来る
までの間、ツラい体を鼓舞してきた甲斐がありました。とはいえ、い
つもの長閑な観光新道の眺めも今の僕には遠く高く感じています。
観光新道にはお花がたくさん咲いていました。こうして出会う花の
名前も性格も知りませんが、ただキレイだなぁと近頃思うようにな
ってきました。
黒ボコ岩手前辺からは残雪が登山道を覆うように残っていました。
やっと御前ケ峰に登頂(11:25)。平泉寺から歩いてきたのだと思うと
感慨深いです。この後、転法輪の窟へと向かいましたが、まだ残雪が
多い様だったので今回は諦めて、紺屋ケ池へと廻って昼食をとりました。
再び山頂に立って室堂から黒ボコ岩を経て砂防新道から下山します。
下山途中の甚ノ助小屋(14:10)で山友のmさん夫婦と会いしばし談笑。
別当出合(15:30)から市ノ瀬への道路を僕達がトボトボ歩いていたら、
再びmさんが車で市ノ瀬駐車場まで乗せてくれました。mさん、ありが
とう。市ノ瀬で車に乗り換えて平泉寺の駐車場へと車の回収をして解散。
今回もI垣さんの段取りのおかげで越前禅定道を歩くことができました。
ありがとうございましたこれもきっと何かのお導きのおかげなのかも
歩いた距離 42㎞
私もいつかは歩いてみたい
参考にさせていただきますね~
虫が少ない季節に、ぜひどうぞ