ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

笠羽湿原へ 2019

2019-07-14 | 山登り

19・7・13 Sat 

「つなぎぶしの桧は僕もみてみたいのぉ、行くなら沢ルートがいい」
という内容の話を例会でしていたのは春の頃だっただろうか。
かれこれ三ケ月を経てようやく、昨年の荒城川以来となるU師匠達と
S木さん、シバちゃん、僕の四人で山行が実現しました。

 

 

 

S木さんの車で石徹白の白山登山口へ。そこから林道を詰めて笠羽谷を
遡行します(7:20)。今回の山行の目的は「つなぎぶしの桧」を見に行く
事ですが、U師匠から
「どうせなら、ついでに笠羽湿原とうえ田湿原もみてみたら?」という
課題の申し出があったので、ありがたく山行の中に組み込みました。

 

 

 

 

笠羽谷の上流・1582mにある湿原が近くなると沢は藪に覆われて
見通すことができなくなります。
「そろそろ湿原が近い」ということで沢筋を離て激藪の中にルー
トを採って進みます、、、

 

 

 

11:18 藪から飛び出すと、そこは花は咲き乱れ鳥は謳い風がそよぐ
素敵な場所♫ けれども地図上でもわかる事であるがここが目的の
湿原ではないことは明らかなので再び地図を片手に藪を漕ぎながら
ウロウロ…。

 

 

 

 

藪の隙間から頭上が開けた空間へと飛び出してみると、もとは池のような
湿原にでました。
※地形図の・1582のやや右上にある池記号(今の地図上には無記載)

 

 

 

湿原の景色を堪能したら、次の課題である”うえ田湿原”へと再び
藪を漕いで前進、、、

 

 

 

こちらは比較的あさい藪漕ぎで到達することができました。
ここにも小さい池のようなものがありました(12:02)

 

 

 

近づいてみるとモウセンゴケ(これしか分からない)が生えていました。
地図からは”うえ田湿原”付近は広い平地状になっているので、他に池のよ
うなものがないかと、近くの藪を分け入ってみましたが有りそうにもなか
ったので次の課題の“つなぎぶしの桧"へと向かうことにします。

 

 

 

画像にはありませんが長くて深い藪漕ぎをしてようやく見晴らしが利く
尾根上に出ました。この後は腰高の快適な笹藪となり、景色を眺めつつ
”つなぎぶしの桧”を探しながら楽しく進むことができました♫

 

 

 

 尾根の高まりに着くと”つなぎぶしの桧”と思われる桧を発見(13:05) 。
これが梅の木なら、さしずめ臥龍梅のよう。
これで本日の三つの課題はクリアしました。しかし、自分で思っていた
よりも実物の方は小さいような気がしてならないので、他の場所にもっ
と大きな桧が生えているのだろうかと辺りを散策してみましたが見当た
りませんでした。

 

 

 

まぁ、眺めているうちにこれが”つなぎぶしの桧”だろうという気が
してきました。
※大きさを比較するのに桧の根元付近へとシバちゃんに寄ってもらいました↑



 

薮の中に潜って幹の姿を確認してみるとウネウネと横這いに             ↑根っこ付近
延びていました。”つなぎぶしの桧”が少なからず珍しがられ
るのも、このような生きざまのせいでしょうか。

 

 

 

”つなぎぶしの桧” の全体。
「ちぃすうたろかぁ」みたいな形が頂です

 

 

 

”つなぎぶしの桧”を見終えたら後は稜線に通う登山道までの長い藪漕ぎ
が待っています。が、その前に湿原の傍らで寛ぎのひと時を(13:18)。

 

 

 

「それにしても長い、こんなに長かったけぇ、この尾根は、、、」
無雪期ならではの現実に閉口…、加えて次の課題となりそうな湿原も
見てしまった…。登山道(14:00)に飛び出して遅い昼食をとってから
登山道から下山しました。シバちゃんは一人で母御石谷を下降して登
山口で合流(16:20)。

今回、U師匠達と一緒に九頭龍川の最深部付近を辿ることができてよい
思い出になりそうです。 S木さん、車の運転お疲れさまでした ♫

 

 

【 おまけ 】

一人一人雪にまみれた男たちは、魚津がストーブをたいて
暖かくしてあった部屋へはいって来た。

 


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