ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

杓子スラブ沢 2021

2021-11-21 | 山登り

21・11・21 Sun 

「今回の沢山行が今シーズンの沢納めですね」ということでF山岳会の
N君、M下さん、Jさん達と浄法寺山の手前にある杓子スラブの谷へ行っ
てみました。

扇谷のカーブ手前に車を止めて、今のシーズンならスラブ沢の水量も少
なかろうと思い沢シューズ等はザックに入れて登山靴で出発(7:36)。

 

 

 

反射板へと至る作業道が最近修繕されたようでスラブ沢出合まで快適に辿って行け
ました。スラブ沢の渡渉点に着くと思っていた以上の水量の光景を目にして、先が
思いやられるなと思いましたがそのまま登山靴で遡ることにしました。
ナメ状で濡れて滑りやすい区間や箇所は左岸から捲いて上がってゆき、水枯れたス
ラブ末端を乗り越えると杓子スラブ下部の全容を望むことができます。ちなみに僕
が「福井県の絶景50選」を挙げるならその中のひとつにここをお薦めしたいです

 

 

 

さて、景色は素晴らしいのですが今回は岩が湿っているせいか気を抜くと
スリップしそうな緊張感を感じながらスラブを慎重に登ってゆきます。

 

 

 

じわりじわりと登れるところまで上がって辺りの様子をみると、直上は
キビシイものの小さく巻き上がれそうなラインが確認できたのでそのま
ま登ってゆきます。



 

 

スリップすると下まで転がり落ちそうなスラブの右岸側の尾根へとN君が
ロープをだしてルートを工作してくれました。そこから核心部を捲いて涸
滝落口の上へと出ました。

 

 

 

 

ひょうきんなJさんのおかげで北面の日陰スラブも明るく感じます♪
そんなよき先輩に恵まれたM下さんが羨ましい

 

 

 

 

杓子スラブ上部は下部に比べて斜度は緩く難易度も易しく眺めが
よいので居心地の方はグンと良くなります。

 

 

 

そのまま詰め上がって尾根上に出た後は反射板のピークまでの藪漕ぎです。
最初は薄めだった藪漕ぎが次第に密度を増してゆくと体から汗が噴き出し
てきて、そうして約20分後に反射板に到着(11:34)。

 

 

 

 

反射板のテラスでカップ麺を食べながら今シーズンの沢納めの山行と
なった本日のスラブ沢を振り返りながら昼食のひと時を過ごしてから
下山(13:20)しました。

今回の山行を振り返りつつN君の仲間達とこうして過ごしてみると若
かりし頃に一緒に活動していた同人時代のあれこれの感じが何処か似
ているなと、そんな自分に気がつく一日になりました。


「N君、落花生ありがとうございます。
とても美味しくいただきました

 

 

今回のルートの景色です♪