ヤスジロウのdiary ♪

未だみぬ過去を探し求めたい

能登半分サイクリング /・・・残りの続き

2011-10-10 | クロスバイク

11・10・9 Sun 

前回の能登半島サイクリングでは残りの東側が走れなかったので、今回は
富山県側から反時計回りに走ってみました。

                 

北陸道 小杉ICを下りて最寄りの道の駅へ。ここに車を置いてバイクで走
り始めることにしました。とりあえず海王丸パークへと向います。

 

 

6:01 新港に到着、早速、海王丸の写真を撮ります。こうしている間に
日の出を迎えました。

 

6:56 庄川を渡り伏木漁港に沿って氷見へと向って走ります。今回のサイ
クリングで内心期待していたのがこの雨晴海岸です。「雨晴」というユニ
ークな地名は義経岩に伝わる源義経一行の雨宿り伝説によるものだそうで。


『文治三年(1,187年)に源義経が北陸路を経て、奥州下りの際ここを通りか
かった時、にわか雨にあい、海岸沿いの岩(義経雨はらしの岩)の下に家
来ともども、雨宿りをした』

   渋谿の 崎の荒磯に 寄する波  いやしくしくに 古(いにしへ)思ほゆ       

 渋谿の崎(現雨晴海岸)の荒磯に、寄せる波のようになおもしきりに昔が
思われる 



 

7:28 そのまま海岸沿いに進むと氷見市街になります。市街を流れるこの
川には幾つもの橋が架かっていて、その中の一つには「カラクリ時計付」
がついています。その海側には朝日をうけて煌めく氷見海岸が広がってい
ます。

 

 

概ねこんな感じの海岸道路をひたすら北上してゆきます。今回は過去の
ライドとは逆コースになるので景色も違って見えました。

 

 

今回は今までに行けなかった能登半島「不遇のサイクリングスポット」の
一つ、観音崎灯台へも立ち寄りました(9:46)。観音崎の先っちょには観
音島という小さな島があります(←素敵な感じでした)。

 

 

灯台入口から遊歩道を歩いて一、二分程で灯台に到着です。お世辞にも
「眺めが良い」とは云えませんが、それでも梢の間から見える能登島に
感無量~!

 

観音崎から七尾南湾に沿って走って七尾市街を通って和倉温泉に行きま
す。正面右側の霞んで丘陵に見えるのあたりが七尾市街です。海沿いあ
る能登食祭市場は多くの人で賑わっていますね。

 

 

11:28  遠くからでも背の高い加賀屋が目にはいってきます。暫く広場で
寛いで雰囲気だけ味わいました。

 

 

11:40 能登島大橋の袂の公園はいいですね。ビバークポイントとして
もgoodです。

 

 

大橋の中程からみた和倉温泉方面。橋上の歩道を走りますが意外と高度
感があり、ちょびっと怖い感じがしました。

 

 

12:17 でもってこちらはツインブリッジ!どちらかといえば能登島大橋
の方が交通量は多いような気がします、なんとなく。

 

 

七尾から穴水市街にはいる手前にある「日本一古いボラ待ち櫓」。

 

 

さて、ここから先は穴水市街から国道249号で海沿いをゆき、途中の中居
から県道271号へ入り輪島へと向かいます。車の通りが少ないので楽だろ
う、なんて思ってたら結構に山深い細道でした(14:21 )。峠を越えて
ホッ!とした処で一枚。その後、一気に輪島へと下って行きます。

 

 

市街のスーパーで昼食兼夕食を摂りながら今日の泊まる場所はどこにな
るだろうかとあれこれと考えますが、今一つスッキリしません。食事を
終えて取り合えず水を2ℓ確保して西保海岸へと走りだすことにします。
 16:06、ちょうど通りを入った処でお祭りをしていました。裃姿を前に少
しだけ気合が入りました。

 

 

 

16:40 とくにあてもなく西保海岸をひ~こらと走っています。「何処か
にスーパーでもないかな」とか、「いい東屋はないかなぁ」とか都合の良
いことばかりを想像しながら。

 

 

 

 17:03 ここは前回通った西保あたりです。あのお店の前で休憩をして
写真を撮ったのが思い出されます。

 

 

西保海岸から”間垣の里”を通って西二又川沿いの県道を山側へ登ってゆ
きます。この”間垣の里”には自販機とWCがあり泊まるには良いように
思えましたが辺りの様子から察して「車中泊の人も多くいるのだろう
と思い更に川沿いの県道を上ります。

しばらくすると小さな商店がありました。とりあえずラーメンを一つ買
って本日の泊場をここら辺りで探すことにしました( 17:20 )。

 

 

17:50 しばらく走ったところで県道の傍に適地を発見!車の通りは少な
いし、静かだし、風もOK!ここなら心静かに過ごせそう。
早速、シェルターを設営して軽く食事をしてから19:00過ぎに就寝 

         ☆  ☆  ☆

 

   月みれば 千々に物こそ悲しけれ 我身ひとつの秋にはあらねど    

                                おおえのちさと

                ☆  ☆  ☆

 

11・10・10 Mon 

 昨夜は早くに眠りにつけたし、今朝は日の出前に目が覚めた。今回は良い
泊場に巡り合えたようで嬉しい。薄明りの中でシェルターを撤収してのんび
りと走り始める。

 

 

今日の目的地は猿山岬です。”秘境”かどうかはともかく、能登半島の端っ
こである「猿山岬」もまた不遇のサイクリングスポットの一つでしょうね。

 

 

6:23 県道を外浦海岸に向かって下って行くと皆月集落です。半島の端っ
こといえどもこうして生活が営まれているのですね。

 

 


7:10 姥捨峠で車道は終わり、ここから先は遊歩道になります。整備の行
き届いた山道をバイクと一緒に歩いてゆきます。



 

とぼとぼと700mほど歩いて猿山灯台に到着(7:15)   
ちょいと空の色がよくないですが。

  

さて、灯台から麓の深見集落までの 全長3.7㎞の遊歩道を利用して前進し
ます。MTB用のクリートは歩くときに重宝しますね。小一時間を要して
7:54に深見に到着!あとは快適な車道を追い風に乗って爆走を予想してい
たのに、想定外の向い風に轟沈…

 

 

通りがかりのついでに機具岩(9:50)で休憩。

 

 

 11:35 さて、どこから氷見市へと戻ろうかと考えたあげく、向かい風に
叩きのめされて弱気になった僕は一番楽そうな県道2号~国道415号を走っ
て氷見へと入ることにしました (上の画像は千路駅でのJR七尾線)

 

 

 ゆるやかな国道を快調に走って行きます。神子原(12:19)を越えて県境
の峠を目指します。

 

 

そしてそのまま下れば氷見市街です (12:52)。昨日通った川のところを 
また走りました。映る景色は昨日と異なって感じます。

 

 

13:17 再び 雨晴海岸に到着。上空から眺めるとこんな風に見えるんで
すね、なるほど~。 

 

 

   雨晴海岸ともお別れです・・・。

 

 

 

 14:10 またまた富山新港に来てしまいました。こんなことならここに車を
置けばよかったです。それはそうと 飽きもせずに「海王丸」の写真を撮り
ました。日の丸が僕の心にエールを送ってくれているようです。

 

 

富山新港をあとに、あとは車のデポ地点まで走りました。小杉ICから
北陸道に乗って17:00鯖江IC着です。これで能登半島の海岸線はほぼ走破
したはず、たぶん

 

 9 日【走行データ】 Tm 12:51   Dst 172、9㎞  Av 14、5㎞  Max 51、1㎞

 10日【走行データ】 Tm 8:52    Dst 125,2㎞   Av 14、1㎞    Max 54、3㎞

今週のオマケ(^^)