シリアルEEPROM 24FC1025 に、音声データを 書込みしなければならなくなったのですが、
手持ちの PICKIT3では、書込みがサポートされていない ようで、(PICKIT2 ならOK)
書込み器とソフトを探したら、良いソフトが見つかったので、紹介します。
Serial EEPROM writer という フリーソフトと簡単な回路(PIC16F88使用)で、実現。
HEX だけでなく Binary ファイルからも、書込みが できました。
回路も このように簡単。
Windows XPと、RS232C に対応していますから、設計者の年齢が想像できます。
ハード・ファームウェア製作と Writer ソフトの説明、細かいところまで 詳しく書かれていて非常に丁寧です。
こういうものを フリーソフトで 公開していただけるのは、助かります。
ついでに、バイナリーデータファイルを 表示したり 編集するなら、 BZ バイナリーエディター 。
これも フリーソフト、提供してくれる方に感謝です。
さて こんなものをそろえたのは、何のためかと言うと・・・
これ、お喋り時計を作るため・・・。
爺は何も考えず 意味もわからず、ブログからダウンロードしただけです。
PIC12F615のGP3は、外部でpull-up(なるべく 少ない電流で 75kΩ程度)が必要です。
( この使い方で 電池寿命を考えると pull-upしたくないですが、GP3の内部弱プルアップは BLOCK DIAGRAMを見るとMCLREに設定した場合だけ…)
上の回路図は、ブログを作成された方の手書きオリジナルの写真を、爺がトレースさせていただきました。
SPEAKERは、インピーダンス8オーム。(低音域特性の良い、できれば BOX付が良いです。)
振動センサ信号を検出後 0.5秒経過してから 時刻を発声するように変更させてもらいました。
( 振動 検出時は 周囲に雑音があることが多いので、時刻が聞き取りにくいのです。)
以上、結構良い 音声出力に 満足して、 これを ”お喋りラーメンタイマー”にしてみたくなって・・・
こんな改造を、始めました。 1~6分の時間設定ができて、チャルメラも 入れたいんですネ・・
チャルメラ無しのお喋りだけならデータの出どころが "ソフトーク"だけだから、うまくできたのですが、
ラーメンタイマーの発音データは、こんな具合。 「Softalk_Ramen.wav」をダウンロード
これを、EEPROMに binary形式で 区切りを入れて書き込みます。
D/A変換は 1bit だけを使う PWM出力。ROMからの読み出しは I2Cですから、回路はこんなに簡単です。
とりあえず、製作途中の おしゃべりラーメンタイマーのデータと プログラムを 載せておきます。
EEPROM 24FC1025 の binデータ 「softalk_ramenwav.bin」をダウンロード
PIC12F615の HEXファイル 「SP_RA4.HEX」をダウンロード
チャルメラのメロディーは、WAVファイルではないんですが なんとか 発声する様にしてあります。
この DIY は、先の お喋り時計をDownLoadして 作れる方でないと無理です。
操作方法は、文章で説明しなくても スイッチを押せば 次なにが始まるか喋るので、誰にでもわかります。
タイムアップ後、チャルメラが2回鳴って、余計なことをしゃべり終えると、PICは SLEEPしますから POWERスイッチは不要です。
スイッチ2個で何をするかというと、1~6分の設定と、タイマースタートと、途中でのタイマーキャンセル。
何をおしゃべりするかというと、自身の動作状態 説明と 残り分数、残り1分以下で 30秒と10秒を 発声します。
待ち時間の間点滅するLEDは、順方向電圧が低いものでないと 電池2個(3V)では 点灯しないかな?
LEDに直列に入れた抵抗、1Kオームでは大きすぎですね…図の入れ替え 面倒だから、このままにします。
PIC12F615は¥60、24FC1025は¥250、スピーカは¥105 その他の部品を入れても ¥500 以下。
写真左が お喋り時計で、右がチャルメラ入りお喋りラーメンタイマー
¥105 Shop(百五均)で、適当な大きさのケースに入ったスピーカが売られています。
この後 もう少しまともなタイマーにするための 製作上の問題は、音声データの中に 出どころの違う チャルメラのメロディーを うまく追加することができるか?
バイナリーエディターの使い方を調べてみよう。( 最悪の場合 データを手で書き込むことになるが、マア 暇な爺に お迎えがくるまでにやれば良いんだから、焦ることはない。)
車のアクセサリー用には、こんな音声も使えそうです。 「SofTalk_car.wav」をダウンロード
セキュリティー用なら、こんなのは どうでしょうか? 「SofTalksecurity.wav」をダウンロード
お店用なら、こんな感じかな? 「SofTalk_store.wav」をダウンロード
音声の品質がイマイチなのは、FREEウェアだけでやるから…、商売にするなら それなりの投資を…
Softalkで作成する音声のWAVファイル、抑揚の設定が TXTファイルにチョットした記号を付加して変えられます。
すこしマシな抑揚のデータができました。
その WAVファイルです。
*** 例によって このDIY記事に関しては、細かい 質問に応じられません。***
***自己責任でお願いします。***
EEPROMからI2Cで音声データを読み込んで再生するプログラムを作成しているのですが、I2C通信がうまく動かず困っていたところ、こちらに辿りつきました。動くプログラムで勉強したいと思いますので、再公開して頂けると助かります。
よろしくお願い致します。