必要にせまられて、赤外線 透過光を使った カメラ用レリーズを作ることに・・・
まずは 回路図から
カメラ側や送信機側には フォトカプラを つけておいた方がよいので 修正。
ついでに、誤配線も 直して・・・
これで よいのかな? ( 38kHz で変調した 赤外線を使うのは 爺のこだわり・・)
製作してみます。
まず、5V電源回路から・・。 3~4.5Vの電池で動かしたいんだけど 受光モジュールの定格が5Vなんです。
センサー、5V電源回路を載せます。サーフェスマウント部品だから 基板も 感光基板で 自作します。
PIC12F629 と、フォトカプラを載せて、赤外LEDを長めの配線で取り付け・・↓。 配線が嫌なら 電池と もう一個PICを使って 38kHz発振器と赤外LEDだけ別基板にすればよいです。
もっと簡単な方法がありました。
TVやAUDIOのいらなくなったリモコンは、この受光センサと相性がとてもよいから、これを使えば38KHzの駆動ソフトがいらない・・。これなら もっと簡単で 離れたところにリード線無しで置ける。リモコン操作部のキーをどれでもよいから、押しっぱなしで置いておけばよいですネ・・。
ただし リモコンは間欠的に 38KHz ASKで変調された赤外光を発光するから、受信側ソフトにチョイト 工夫が必要(一定周期内に入力が 全く無いとき 鳥がいる・・)ですが、電池の消費は 少なくなるはず・・・。
ハードウェアは、これで 一応完成です。( Parts代 今回は¥0。すべて 引き出し在庫のゴミ ですが、欠品すれば 20~100個単位で 買います。僻地ゆえの自己防衛?保険?なのです。)
ハードウェアだけでは 動作しませんから、
次は PIC12F629 にプログラムするんですが、以下のようにするつもり。
① 赤外LEDに38kHzの矩形波を送り・・・( ext.OSC 12MHzで使うのは 以前作ったソフトを流用するため)
② 受光モジュールに信号がある場合は、鳥(障害物)がいない状態だから ①へ・・
③ 受光モジュールの信号が無ければ、鳥がいるはずだから ④以降へ・・
④ シャッター半押しを 約0.5秒 ONにして・・・(AFの動作時間)
⑤ 次にシャッター全押しを 約0.3秒 ON・・ ( 連写に設定したときは この時間を長くする。)
⑥ その後全押し、半押し ともに OFF。
これでおしまい。 再度①から繰り返し。
と、 まぁ こんな具合に 最初は プログラムしてみよう・・・。(うまくいくかな?)
プログラムができたら、次は 目的のPICに書き込んで テストします。
書き込みプログラムと、自作のPIC WRITERで、PIC12F629に書き込んだら…
なんと 1回で動いてしまいました。 ラッキーでした。
あとは、遅れ時間などを試行錯誤するだけ…。
ここまでくれば 基板を使いやすくするための組立や撮影準備だけだから気楽。
電池(単3 三本)と スイッチを取り付けして、 シャッター無線リモコン送信機につなぐと…
センサーと送信機は、こんな風になります。 ん?、ケースですか?そんなものは要らない、ビニール袋に放り込んでおけば、スイッチ操作もOKで、雨が降っても大丈夫・・・。
今回は 無線を使ってコンデジのシャッターを駆動しますので、受信機側は以前掲載のエントリーに書いた ガラクタ を使います。
電子シャッター式のカメラ( EOSディジタルなど )なら、ケーブルを作れば 送信機なしでも、赤外線センサー機能を使って シャッターを駆動することもできます。
要するに、ここで製作した部分は 指でシャッターを押したと同じ接点信号を、センサー出力から作り出すだけのもの・・・。
自動で撮影するには、このように いろんなものを接続します。
なかなか 鳥が寄ってこない時もあります。 右の写真は、ついでに作った モニター基板。
モニター基板は、以前作った基板のプログラムを改造、シャッターの無線駆動信号を別の部屋で傍受して、鳥がセンサー位置に止まっているとき、メロディーとLEDで知らせるもので、最大8個までの 無線システムの動作を個別のID番号で識別できます。( ちなみに メロディーは、’ピヨピヨ・・’か、’チーチーパッパ・・’か、迷うところ・・)
前置きが 長すぎましたが、撮れた写真は これ・・・↓ 。
DSC-P5 自動撮影 ( 半押しのRCサーボ動作音で、ビックリしてますネ・・)
昔のカメラでも、近くに焦点を合わせたいなら、マクロモード にすれば良いんですネ、AF位置の切替かな?・・。
いらなくなったカメラなら 防犯ムービーや防犯カメラにでもすれば、家族から散財を責められずに、フラグシップ機でさえ1~2年で魅力が無くなる デジカメの新製品を 気兼ねなく買えるかもしれない・・・。
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