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少し疲れた田舎爺の日常をつづる

水滴の落下時間

2008-10-31 | DIY・ものづくり

 

さて、今日から いよいよ 撮影の準備に入る。

まずは、撮影の冶具 を作らなければならないから、冶具の大まかな寸法を決めるために、 たまには エクセルで 絵ばっかり描いてないで表計算を・・・

Drop_time

前日までの準備で、センサーが水滴を検出してから、ストロボの発光までの 回路の遅延は、127msまでとしてあるから、着水からちょうど良いクラウンが出来るまでの時間を100ms程度にすると、センサーの位置が着水面から50mm程度になって ちょっと まずいような気もするが、
着水の瞬間なら、もっと上の方にセンサーを置けそうだから 良いかな?まあ ダメなら プログラムをチョットいじればよいから たいした問題ではなさそうだ。それより 時間が無いから どんどん やらなきゃ・・・。

Img_5883_1 Img_5882_1

しずくを作る部分には、金魚のエアー用バルブが余ってたから、これが良さそう。上側のバルブを 開閉用に使い、下側を落下間隔を決めるのに使うことにした。要らない口はチューブとネジでふさぐ。 固定に使ったのは物置に転がってた、中国製のインチキ・ドリルスタンドのパーツ。 ガタが大きくて使えない安物・・。逆さに取付けして距離を稼ぐ。

 

Img_5887_1

道具の方は、これで ほぼ 完成した。 基板の上に しずくが落ちると 回路が 変な動作を始めたり 気絶したりする。
拭いてやればまた動く から 気にすることは無いが、 
とんでもないと思う 律儀な人は センサー部分以外に、ビニール袋でも被せればよい。
間違っても ストロボに水滴をかけないこと ・・これは危険だし、多分ストロボは壊れると思う・・。

 

ちょっと、写してみよう・・。 MILK が 無いから、水で・・・。( 酒なら 残り少ないがあるけど、もったいないから 飲む。)

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遅延時間を変えると・・・。以下の2枚はセンサーを最下位置で 127mS(最大)にした時。

Img_5903_1

Img_5902_1

・・・・・・・・・。 

2枚の写真から、タイミングの制御には 問題がなさそうで、冒頭の計算値とも 合っているようだ。

遅延時間を30mS~157mSにした方が良い かもしれない。 555などを使ったタイマーだと このように、遅れ時間に OFFSET をかけたりが面倒だが、PICなら 簡単。
今回はアセンブラだから、 ADDLW d'30’ のように 1個 命令を追加すればおしまい。

PIC プログラムの構成 (わかる人説明
① 1mSの割り込みで、Delay時間用のタイマーを カウントアップ。
② センサー入力を検出するまでは、VR値を8BITで A/D変換しながら、入力の監視を続ける ループにいる。
③ 入力を検出したら最初に時間をリセットして、VRから読み込んだ値と、割り込みでカウントアップされる 時間を比較するループで ただ待つだけ。
④ 時間が VR設定値を越えたら、10mSだけ ストロボ駆動用の LEDを光らせて おしまい。
⑤ 10ms後は、もうセンサーの前に水滴は無いだろうから、①へ戻って 入力の監視を続ける。
VRの設定を0-255mSにせず、0-127mSにしたのは、あまり細かい設定が嫌いだから もあるが、127mSまでの オフセットが 簡単なプログラムで 追加できるようにした ため・・・。

ストロボの駆動に青色高輝度LEDを使ったのは 正解で、この構成なら 市販のスレーブストロボ( ヒカル小町など)でも駆動できるし、10mSの光は眼で見えるから しずく位置の調整が簡単。さらに 最大の利点は、スレーブストロボの受光センサーを黒い紙などで塞ぐと しずくが連続して落ちてくるような場合でも ストロボの発光が止められる。(ストロボのチャージ時間を 待つときに、しずくが落ちてきていても OK なのである。これで敏速な撮影が出来る。)

撮影方法
カメラは、Mモードで、MF の方がよい。絞りは ストロボの位置で変わる。
① 基板の Delay時間を設定しておく。
②ストロボは スレーブ・センサーの前に黒い紙をおいて SWをON。(チャージ時間は長い)
③水滴を適当に速い間隔で 滴下させる。LEDが光るのを確認。(ストロボは光らない)
④カメラのバルブモードでシャッターを切る。
⑤ストロボの スレーブ・センサー前に置いた紙を はずす。
⑥次のしずくでストロボが光ったら、カメラのシャッターをOFF
⑦ストロボのスレーブ・センサーを紙でさえぎる。
これでおしまい。

ややこしいようだが、こんなことをやるのに 全部自動化しても意味は無いのであって、隣にネコが寝ていたら起こして、猫の手を借りるくらいで良い。 受け皿に溜まりすぎたミルクを 舐めてくれれば ちょうど良い・・。

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しずく の挙動については よくわからないから、明日牛乳を買ってから考えよう・・・。

挙動のわかる 動画風画像を 見せてくれるサイトがあった。

 

 前 のエントリー(記事)>特殊な撮影         : ミルククラウンを撮る回路について・・
 この次のエントリー  >ミルククラウンを撮った  : 撮った写真

 

  ヒカル小町

 


特殊な撮影

2008-10-29 | DIY・ものづくり

 

あと2日で、ブログを始めてから 1年になる。

1周年記念として、何か変わったことをしてみたくなった。

Mc_1

これ なのであるが、いまのところ思いつきだけだから、あと2日では 間に合いそうも無い。

撮り方:カメラは、ちょっと暗い場所で バルブ動作にしておき、ストロボの光で 写す。( この辺は あとで 考える )

 

まず、この図の しずく を検出する センサーを作ってみた。

Mk_3_2

コンパレータ(LM393)の②番端子に入っているダイオードは、T.H.電圧を 0.6Vに固定にしようと したのだが、しずくの速度で入力レベルが変わるため、調整できるように 10KΩのVR(ポテンショメータ)に変えたから、0~2.5Vまで可変になった。一番厳しい滴を50cm以上の位置から落下させて、ちょうど良いT.H.電圧に調整すれば良い。 LM393の電源⑧-④は、回路の電源と同じ、5V-0V。

これは、どうやら うまくいった。( 赤外LEDとセンサー素子は、男子トイレの水洗用 人センサー基板のジャンクからはずした物 だから、定格がわからないが マアこんなものだろう。しずくを検出していたものではないから 鼻をつままなくてもよい。

Dsc05988 しずく が、センサーを通過したときの信号波形

入力波形を テクトロのDSO で、観てから、抵抗値やスレッシュホールドレベルを決めたから、最適な動作状態になった。
DSO:Digital Storage Oscilloscope  ( 爺の カメラ・レンズより大事な おもちゃ

 

Mc_2

さて その次は、しずくが落ちてゆくのを検出してから 任意の時間で ストロボを発光させるのだが、うまくいくかな?

ストロボは いくつもあって もう出来ちゃってるのがあるから、上の図とはちょっと違った回路になると思うが・・・。多分 使い捨てカメラ(レンズつきフィルム)から作ったスレーブストロボを、¥100ライターについていた 青色高輝度LEDで、トリガーして使うと思う。( ¥100 ライターに ボタン電池3個とLEDが付いてたんだけど 何に使うんだろ?抵抗がついてなかったが、まぁ このボタン電池では LEDの最大定格電流まで 流せないから それでいいんだろう、教科書には こんな使い方はないが・・)

ストロボにつけたセンサーの前に ¥100ライターを持っていって 手動でスイッチを押したら 発光したから、うまくいくだろう。この方が PICのGNDと ストロボ回路のGNDが 別になって 安全。( ストロボの 250V~300Vで、感電するのはいやだから )

PICの出力を二つ用意しておくのは、どちらでもOKのようにしておくため・・。

 

次の日(2008/10/30) こんなふうになった。 今日はここに追加するから 更新はここ、昨日のブログ。

Dsc05993_1 Dsc05992_1

Dsc05991_1 Dsc05990_1

ポテンショメータの設定で、ストロボの発光までの時間が 変わるようになった。

Dsc05995_1

ストロボは、スレーブ・ストロボとして作ったものがあったから、PICで作った駆動部から 青色高輝度LEDで、スレーブ・センサーを ドライブした。 これなら 市販の スレーブストロボ ( ヒカル小町など )でもOK。

 

さて 次は 撮影のための 準備だ。

みてくれは悪いが、動作は 完璧。 何も心配な点は無いが、この後どうするか 少し酒でも飲んで 考えよう。

しかし この写真は周囲が暗い 夜でないと、写せないかもしれない。今日やるのは 少し仕掛けが足りないし 面倒だから、明日の夜になるかな? 人生の残り時間が短いから 大変。 

 

 次 のエントリー(記事)>水滴の落下時間       : ミルクを落とす仕掛けについて・・
 その次のエントリー  >ミルククラウンを撮った   : 撮った写真

 

 ヒカル小町

 


試乗会

2008-10-26 | 乗物・全般

 

午前中 富士山が見えた。

Img_5849_1

この雲の形状からすると、午後の天気は 期待できないから、おとなしくしていた方が良さそうだ。

裾野市は、御殿場市 の隣に位置する。 最近 アキバの事件で TVを賑わした 某自動車メーカーが、R246 沿いにある。ここで T社系列の 年に一回の 展示会があったから 行ってきた。

Img_5853_1

愛知万博 以前に 作られた、燃料電池バス

T社の場合は、 FCHV (Fuel Cell Hybrid Vehicle)と呼ぶ。燃料電池と、ニッケル水素二次電池を使うから ハイブリッドとしているらしい。

H社は、FCX と呼んでいる。燃料電池と、ウルトラキャパシタ(電気二重層コンデンサ)を使う。

二次電池やキャパシタは、燃料電池で 作った エネルギーを貯めておくもの。エネルギーを貯めるときの スピードが異なる。キャパシタの場合は バケツに入れるのと似ているが、二次電池の場合は 電池の中の物質に化学反応を起こさせながらいれる。

 

Img_5859_1

バンパー部分に ? 印が・・・ これは 爺の下手な撮り方が問題。 地面の白線や黄色の線が 写ってしまったもの。これでは、せっかくきれいに磨いてもムダになってしまう。

 

せっかく来たから、ハイブリッドカーに 試乗させてもらった。これは ガソリンエンジンと二次電池+直流モーターを使用。

Img_5862_1

前輪を、エンジンとモーターで駆動し、必要に応じて 後輪をモーターで駆動できる。モーターの駆動電圧は 650V だそうだから、JR御殿場線の1,500Vに近づいてきた。電圧を上げると同じエネルギーをモーターに与えるとき、電線を細くできるし、電線の熱によるロスや制御回路の負担を少なく出来る。ちなみに、新幹線の場合は 確か25,000Vの交流のはず?で、長い架線によるロスが少なくなったり、パンタグラフからの火花(アーク放電)を 出難く したりしている。

CF-6のような 普通の車の部品でも、一部分だけ 22,000Vが使われてる(ディスチャージライト)が、せいぜい100W以下だから、モーターを回すほどの大電力(100kW~)は要らないので、簡単な昇圧回路で 12Vから電圧を上げて作っている。

大電力の場合は、電池の電圧を 上げておかなければならない。1,000Vの電池から 100kWの電力を取る場合 電線には 100Aが流れる。電池の電圧が100Vしかないと、1000A流さなければならないから電線の太さが膨大になる。電線に0.1Ωの抵抗があれば モーターにかかる電圧は0V、車は動かないのである。電流はほとんどが電線の表面を流れる。

これ 雰囲気だけの試乗だったが…、昨日の 代車 よりは 造りが立派で 走行音が静かなので 良かったような気がした。山岳路でテストする車では なさそうだし、昨日の車なら 4台ぐらい買えちゃうから 比較は無意味…。

ハイブリッドカーは、数年前 もう少し小さいやつに 1回試乗させてもらったことがある。この時は 静かなことに驚いたり、自動で縦列駐車してくれるモードにたまげたりした。

このときの縦列駐車は、目の前のハンドルが勝手に回り、カメラの映像を解析してバックしていくのだが、見事に失敗して 並んでいるポールが のきなみ倒れてしまったから ビックリした・・・。 夢中でブレーキを踏んであげた記憶がある。ブレーキ優先にした設計者も偉いし、これを市販することに決めた上層部は もっと偉い?。多分これはポールの配置に問題があったのだろう・・ 無理な駐車を指定したら 車の方も ’いやだ!’って言えば良いのに・・・。( まぁ 本当は、縦列駐車車庫入れができないやつに 免許証なんかやらない方が まわりのは安全だと思うが・・ )

一時代だけを凌ぐ車のような気もするが、ここまで 普通の自動車のようにした技術は すばらしい。( 昔 木炭バスというのがあったらしいが、普通のバスのようには 走らなかったとか・・、大型船のように 数km先までの進路の状況を先読みして 人手による火力の制御が必要だったらしい。)

 

日中は雨が降ったり止んだりだったが、16:00過ぎ 富士山が また 姿を見せてくれた。

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山中湖の方角は、明るいから 紅葉見物は OK だったと思われる。これなら明日は良い天気だろう。

 


山中湖・紅葉

2008-10-26 | 観光・富士五湖周辺

 

車検の代車で、ちょっとだけ ドライブ。( 満タンにして返したら、4㍑ 入った。ちょっと 乗りすぎ?)

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樅の木(もみのき)に似た、これは イチイの木 。実がなってる。アララギともいう。

アイヌ語では、オンコというらしい。

 

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なにかわからない 金平糖のような 実。  モヤットボール?  ヤマボウシだそうだ。