明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第26節
2017年9月17日(日)16:00キックオフ
エコパスタジアム(DAZN)
ジュビロ磐田 1 - 1 浦和レッズ
興梠
高木 矢島 武藤 平川
青木
槙野 マウリシオ 遠藤 森脇
西川
まさかの大逆転で川崎を退けたACL準々決勝の熱気も覚めやらぬまま、水曜日には天皇杯4回戦の鹿島戦も控えている浦和は、阿部ちゃんと柏木君をベンチに置くという、ミシャ監督の時にはちょっと考えられなかった流動的な選手起用を見せる。今日も布陣は4-1-4-1である。最も変わったのは、サイドの構築ではないかと思う。縦へのドリブル突破や、中央へのフリック&スルーが減って、より堅実な組立が目に付くようになった。これは守備への影響も大きい。
前回の対戦では不在だった中村俊輔がゲームを作る磐田に対して、浦和の攻撃は左サイドの高木と矢島が基点となる。裏のスペースを狙う回数が格段に増えたので、磐田のDFラインに迷いが見られる。チャンスは五分と五分だったけど、先制点を磐田に取られてしまった。ここで浦和には、ゴールに向かう推進力が求められる。しかし今日のメンバーだとそこが少々弱い。前半はそのままリードを許して終了。後半もそのまま時間が過ぎて行く。
ズラタン
菊池 興梠 武藤 梅崎
青木
槙野 マウリシオ 遠藤 森脇
西川
ボールは浦和が保持する。攻守のバランスも悪くない。さあ、どうやって点を取るか?様々なチャレンジが試みられる中、結果となって表れたのは、やはり裏狙いだった。青木のパスも良かったけど、興梠の動き出しが抜群である。解説の川勝氏曰く、興梠は相手に気づかれない静かさが良いとのこと。最後にオープンな展開となったところで、堀監督は菊池を投入して勝負をかけるも、結局ドローで試合終了。ううん、なかなか評価が難しい試合であった。まあ、悪くはない。今はそういう時なのかも知れない。
浦和、勢いをそのままに。
A組シングル
1 大宮×G大阪 2
2 清水×川崎 2
3 F東京×仙台 2
4 鳥栖×甲府 1
5 神戸×札幌 1
B組シングル
1 新潟×鹿島 2
2 広島×C大阪 2
3 横浜M×柏 1
4 磐田×浦和 2
5 金沢×名古屋 2
いつも通り200円の勝負。
今シーズンの成績 0勝51敗 +¥0−¥5100=−¥5100
明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第25節
2017年9月9日(土)19:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(テレ玉)
浦和レッズ 1 - 2 柏レイソル
興梠
高木 矢島 武藤 ラファエル シルバ
青木
槙野 阿部 遠藤 森脇
西川
先日、W杯出場を決めた日本代表の試合をTV観戦した。青い埼玉スタジアムって違和感がある。代表だからなのか、それとも時流なのか、最近はまた個の力が重視されているように思える。組織では打開できない局面があるというわけだ。浅野や井手口の爆発力は確かにすごい。こういう若手選手の台頭は喜ばしいことである。しかし、正直言って日本代表の試合ってあまり面白くないよね。チームの成熟度みたいなものを主としていないからかも知れない。
そしてやっぱり、勝手も負けても浦和の試合は面白い。今日のスターティング・フォーメーションは、ついに来たかの4-1-4-1である。今までの3-4-2-1と比較するだけでも非常に興味深い。浦和の生命線とも思えたサイド・アタッカーを置いていないので、攻撃のテンポも若干異なる。いよいよ堀監督の色を出し始めたとも言える。個人的にはとても好きな戦い方である。シーズン序盤のイケイケな攻撃は期待できないが、リスクを減らしたゲーム・コントロールを得ることができる。これとは対照的なのが、攻撃陣の数を限定してカウンターを狙う柏の戦い方だろう。それぞれのチーム成熟度が試される。
ズラタン
興梠 李 武藤 駒井
青木
槙野 阿部 遠藤 森脇
西川
圧倒的に試合を支配していた前半のうちにゴールを奪えなかった。それが全てである。1点でも取っていれば、逃げ切るための終盤の戦い方を観ることができたはずだ。ところが今日観られたのは、何とか1点を取りに行くパワープレーだった。これでは楽しみも半減である。なぜ、こうなってしまったのか?まず、相手のブラジル人トリオのカウンターに対する守備がある。厄介な伊東純也にも、最後まで引っ掻き回されてしまった。青木、遠藤、阿部ちゃんは、絶妙なバランスで守っていたが、逆にアバウトなボールへの対応で後手に回ってしまった。
攻撃に関しては、かなり可能性が見えたと思う。左サイドの高木と矢島のトリッキーなパスと動きは、見ていてとても面白かった。しかし、決め切る力がなかったのも事実であり、そこは課題として残されている。結局最後は右サイドに駒井を入れて、KMLのコンビネーションにズラタンの高さ頼りというのも不満が残る。前へ進んでいるのか?後ろへ戻っているのか?モヤモヤした感じで終わってしまった。堀監督らしさは、さらに一歩進んだところにあるはずなのだ。もう少し時間をかける必要がある。
浦和、少しずつ再建中。
A組シングル
1 札幌×仙台 2
2 浦和×柏 1
3 F東京×C大阪 2
4 川崎×横浜M 2
5 G大阪×神戸 1
B組シングル
1 甲府×清水 0
2 鹿島×大宮 1
3 新潟×広島 1
4 仙台×鳥栖 0
5 長崎×徳島 2
いつも通り200円の勝負。
今シーズンの成績 0勝49敗 +¥0−¥4900=−¥4900