これも面白かった。「信濃大町実験舎」床と壁と天井の境がないのっぺりした空間がなんとも言えない。しかし正直なところ、アートというのはよくわからない。多分、自分にはそういう感性がないのだと思う。ただデザインは好きだし、その良し悪しは多少理解できる。やはり、アートとデザインは決定的に異なるものなのだ。
大町市で開催されている北アルプス国際芸術祭。信濃大町駅を中心に、アートを点在させるという試みらしい。一日ではとても全部を見きれないけど、とりあえずパスポートを購入して、いざスタート。この「集落のための楕円」がいちばん良かったかな。見慣れた日常風景が一変する様は、とても刺激的である。
すっかりライフワークとなった松本市音楽文化ホールですが、本日、設備改修工事のキックオフ会議がありました。実際の現場作業は11月からですが、機器の製作期間を見込んで、早目に工事発注されるわけです。監理と言っても取り急ぎ機器承諾が終われば、当分の間は様子見となります。市の方もこちらの苦しい台所事情を察してくれて、意匠担当の私が設備の外注事務所を連れて行っても、まあ仕方ないという感じで受け入れてくれます。本当に申し訳ないという気持ちと、きちんとした仕事をしなければという気持ちが交差します。クライアントに理解していただければしていただけるだけ、ここでは絶対に失敗は許されない!というプレッシャーも強くなります。これは松本市に限らず、民間のクライアントでも一緒ですね。そういう仕事に恵まれているのは、とても幸せなことだとは思いますが。市内には、Seiji Ozawa Matsumoto Festivalのビルボードが登場しました。
クライアントの社長が現場視察にやって来る!というアナウンスがありました。国内最大手、世界第8位という大企業の社長様です。午後からの打合せは一時中断して、時間に遅れないように集合してください。というわけで、プロジェクト関係者一同、現場に整列してお出迎えしました。どの現場でもあることですが、偉い人が視察に来るというのは一大イベントなのです。まあ、我々のような下っ端には、あまり関係ありませんけどね。仲の良い現場担当者と「ここで一芸やったら目立つんじゃないか」という話しをしていました。「でもウケなかったら、明日からこの現場にはいないでしょうね」ウケなかった時より、ウケた時の方がどうなるのか?ちょっと興味があります。後ろの方でそんなバカ話をしている我々には目もくれず、社長様はものの10分で現場を後にされました。
買ったばかりの浦和のレプリカ・ユニフォーム。早速フットサルの練習で着用する。この暑いのに長袖だよ。キタさんにもらったクールタオルが、思いのほか大活躍である。でも首がまだ本調子ではないので、今週のリーグ戦は休んで来週の最終節に備える。逸る気持ちとは裏腹に、49歳の体はそれなりに衰えているのだ。
長袖に巻かれた赤いラインがかっこいい!2015シーズンのセカンド・ユニフォームが、なんと半額セールになっていた。最近は半袖にアンダーシャツが主流となったため、浦和も昨シーズンから半袖のみの製作である。残念だ。個人的にユニフォームは長袖が好きなんだよね。というわけで、少々迷った挙句に購入する。しかしまあ、今更感満載である。
明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第18節
2017年7月9日(日)18:30キックオフ
埼玉スタジアム2002(ホーム自由席)
浦和レッズ 2 - 1 アルビレックス新潟
ラファエル シルバ
武藤 興梠
宇賀神 阿部 柏木 関根
槙野 那須 森脇
西川
試合前、新潟の選手としてアップをする田中達也の姿を見ていると、今でもグッときてしまう。もちろん、これから先も浦和を応援することに変わりはないけど、時々過去を振り返ると、感傷的な気持ちを抑えられなくなる。なぜ?いつから?こうなってしまったのか?これが本当に我々が望んだ浦和レッズなのか?そんな風に考えることは健全ではない。わかっているけど、どうしようもない。
もはや小細工は不要だ。通用しようがしまいが、浦和のスタイルで戦うしかない。そうして自信を取り戻すしかない。しかし、良いテンポで進めていた前半に先制点を与えてしまった。これで迷いが生じたのか、また悪い方へと流れは傾く。そこを何とか食い止めたのは、浦和の底力というより、新潟の状態の悪さであったと言わざるを得ない。阿部ちゃんのゴールもラファのゴールも、気持ちで押し込んだ感じだった。
興梠
オナイウ 高木
関根 阿部 柏木 駒井
槙野 那須 森脇
西川
川崎や磐田には歯が立たないけど、新潟や広島には何とか勝てる。浦和のレベルが顕著に現れた試合であった。ここから這い上がるのは容易ではない。まだまだ我慢が必要だ。そういう印象しか残らなかった。しかし、ベンチには梅ちゃんが戻ってきた。長澤だって矢島だって、まだまだ使われることなく控えている。浦和のチーム力は、こんなものではないだろう。そう信じたいものである。
浦和、まだまだ正念場。
A組シングル
1 清水×G大阪 2
2 F東京×鹿島 2
3 C大阪×柏 1
4 横浜M×広島 1
5 鳥栖×川崎 2
B組シングル
1 磐田×甲府 1
2 神戸×仙台 1
3 大宮×札幌 1
4 浦和×新潟 1
5 東京V×岡山 1
いつも通り200円の勝負。
今シーズンの成績 0勝36敗 +¥0−¥3600=−¥3600
明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第13節
2017年7月5日(水)19:00キックオフ
等々力陸上競技場(ホームA自由席)
川崎フロンターレ 4 - 1 浦和レッズ
ラファエル シルバ 興梠
柏木
関根 駒井
阿部
宇賀神 槙野 遠藤 森脇
西川
かつては等々力にもずいぶん通った。多分、埼スタの次に多く通っていると思う。J2時代の川崎は、なかなか魅力的なチームであったのだ。ちょうど中村憲剛がデビューした頃だ。空席が目立つしょぼいメインスタンドで、カレーやうどんを食べていた。それが今では立派なメインスタンドが完成して、すっかりJ1の強豪となってしまった。ACLの前哨戦などと言っている余裕がない浦和にとって、これは難敵以外の何者でもない。
浦和の布陣は4-4-2。とうとうミシャ監督はスタイルを変えた。広島相手のミラーゲームならともかく、川崎相手に何の工夫も見られないようなら、それは相当の風当たりを覚悟しなければならない。しかしそれを回避した時点で、チームの状態は概ね想像できてしまう。序盤はかなり我慢していたが、またしても守備のミスを突かれて前半のうちに2失点。いずれも中央に入れられた相手FWとの駆け引きに勝てず、同じような形でやられては、これはもう落胆の度合いは相当大きい。やはりダメか。
興梠
武藤 柏木
関根 青木 駒井
槙野 阿部 森脇
西川
後半開始からいつもの3-4-2-1に戻すが、これもまた自信のなさを露呈するという悪循環にしか映らない。槙野のゴールも虚しく、ダメ押しを2点も食らって万事休す。またまた大量失点の上に遠藤退場という最悪のシナリオで幕を閉じた。 本当にこういう時は何をやっても裏目裏目に出てしまう。全く改善の糸口が見えない。しかしだからこそ、そういうチームを見続ける意味はある。我がチームの行末はいかに。あなたはそれでも浦和レッズを愛することができるか?そう問われているような気がする。
明治安田生命Jリーグ・ディビジョン1 第17節
2017年7月1日(土)19:00キックオフ
埼玉スタジアム2002(DAZN)
浦和レッズ 4 - 3 サンフレッチェ広島
興梠
武藤 柏木
関根 阿部 遠藤 駒井
槙野 那須 森脇
西川
広島と浦和が採用している、3-4-2-1という特異なフォーメーションを完成させたのは、現浦和のミシャ監督に他ならない。しかし、よりによってどちらも3連敗中。浦和が9位で広島が17位とあっては、上位対決であった昨年までとは少々様子が異なる。柏、磐田、鳥栖の3試合を見ればわかる通り、浦和対策がある程度認知されつつあることは確かだ。さすがにスタメンをいじってきた浦和は、那須をCBに据えて、柏木君をひとつ前へ上げる。こうして始まったミラーゲームは、案の定、一進一退を繰り返して時間が過ぎて行く。
このまま前半終了かと思われた時、興梠の先制点と武藤の追加点が決まった。まあ、さすがに降格圏内にいるチームが相手だからと思ったのも束の間、後半開始から今までと同じ展開が待っていた。2-0から2-1、そして2-2から2-3と、あれよあれよという間に試合をひっくり返されてしまった。これはもう唖然とする他はない。ボール支配率は60%を超えていたにも関わらず、カウンターでいとも簡単にゴールを割られる様は、やはり緊急事態と言わざるを得ない。
ズラタン
ラファエル シルバ 李
関根 阿部 柏木 駒井
槙野 遠藤 森脇
西川
そんな中、たった一人でその状況を打開した関根の活躍は見事であった。アディショナルタイムであそこまで仕掛ける姿勢は立派だ。絶対に自分でゴールを決めるという強い意思が、彼のプレーには溢れていた。チームが勝てば良いという思考ではなく、自分がチームを勝たせるという思考ができる。そこが関根のすごいところだろう。劇的な逆転勝利と言って喜んでいる場合ではない。チームとしての解決策はまだ見えない。でも、もしかしたら強烈な個の力が、チームを救うのかもしれないなあと思ってしまった。