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the days turn into months and years

ペイネ美術館(軽井沢夏の家)

2015-10-12 | design

アントニン・レーモンド
1933
W+2F
http://www.karuizawataliesin.com/look/peynet

昨年見逃してしまったペイネ美術館を訪れる。かつてのレーモンド軽井沢夏の家は、その姿をずいぶんと変えてしまったと思われる。おまけに美術館として使用されているため、せっかくの開放感を味わうことはできない。唯一、いちばん奥に資料室のようなスペースがあって、当時の居心地の良さを感じることができた。もちろん、吹抜けにスロープという空間価値は十分体験できるわけだけど、改めて開口部の重要性を認識してしまったという、何とも皮肉な結果である。

こういう建築の価値というのは、我々が通常接している建築とはまた違ったものだろう。文化とか芸術とか、そういった類になると思われる。そこから学ぶことも多い。しかしそれは、現実より空想を喚起させる。そのあたりの解釈が非常に難しい。レーモンドに限らず、巨匠の仕事とはそういうものだと言ってしまえばそれまでだけど。

昨年の教訓を活かして、軽井沢駅からレンタサイクルを利用した。ロードバイクをチョイスしたのだが、これがまた快適であった。しかし寒い。この季節に訪れるところではなさそうだ。また夏に来よう。

             


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