football smile

the days turn into months and years

ソロモンの偽証 第I部 事件

2015-10-13 | book

宮部みゆき
28 AUG 2014
新潮文庫
Amazon.co.jp

「十二月二十四日、クリスマス・イヴのことだった。午過ぎから厚く空を覆っていた鈍色の雲が、自分自身の重さに耐えかね、次第次第に低くたれこめてきて、とうとう我慢しきれなくなったかのように小雪がちらつき始めた。」

という本を読みました。書評を眺めてみると、評価が極端に分かれる作品のようです。そこに興味を引かれて、久しぶりに著者の作品を読むことにしました。過去に「火車」「模倣犯」等々そこそこ読んではいますが、いちばん好きなのは「理由」ですかね。

本作「事件」を読んだ限り、まあ随分と話を広げた感じはしました。果たして、核となるのはどこなのか?主題をどのように展開するのか?まだまだこれから先は長そうだ。


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