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the days turn into months and years

L1浦和vs湯郷ベル(駒場)

2007-07-22 | nadeshiko
なでしこリーグ・ディビジョン1 第11節
2007年7月22日(日)14:00キックオフ
駒場スタジアム
浦和レッズレディース 3-1 岡山湯郷Belle

アジア杯で「絶対に負けられない戦い」をしている日本代表。前から気になっていたけれど、すごいコピーだよね。あと、試合の合間に流れていた新聞社のCMもすごかった。「サッカーはスポーツを超えたのかもしれない」ってやつ。まあ個人的には、サッカーはサッカーであって、それ以上でもそれ以下でもない。ましてやスポーツを超えるなんてことには、絶対なってほしくないと思っている。

例えば前回の駒場でのINAC戦のように、泥臭く土壇場で逆転勝利なんていうのもサッカーの面白さである。なりふりかまわず勝利にこだわるその姿勢は、見ている者に感動を与える。その一方で、今日のような試合もまたサッカーの面白さを感じずにはいられない。右サイドから放たれた庭田のクロスを安藤がヘッドで決めた1点目。北本が左の柳田へ展開してからクロスに合わせた2点目。前半終了間際に冷静にPKを決めた北本の3点目。いずれも美しいゴールだった。そうなのだ、サッカーというのはこんなにも美しいものなのだ。

好調同士の対戦とあって、まずは腹の探り合い。湯郷ベルといえば、何はともあれとにかく宮間を自由にさせないこと、これに尽きるわけだが、ボランチの庭田がピッタリとマークについていた。何度かかわされて振り切られる場面もあったけど、今まで以上にアグレッシブなプレーで最後まで自由に仕事をさせなかった。加えて今日は攻撃面でもそのセンスを発揮。1点目のアシストもそうだし、サイドチェンジのパスもそう。言い方は悪いけど、すごく上手い鈴木啓太って感じ。何しろあの位置からすばらしいパスを出せるのが良い。ああ、こういう選手になりたかったなあ。

TASAKIとベレーザに負けてからの立て直しということで、安藤がトップに入るようになった。ボランチというか、セントラル・ミッドフィルダーに柳田と庭田が並ぶことが多いので、トップ下の仕事もこなしている。安藤がこの位置にいられるというのは、やはりMF二人の加入が大きい。何しろサイドバックに高橋だからね。贅沢といえば贅沢な布陣である。安藤、高橋の二人が中盤でてんてこ舞いしていたころが、もうすでに懐かしい。たかが3年されど3年、チームは着実に成長しているのだ。

最近は日本代表どころか、トップチームの試合もおろそかになってきた。しかし、何だってまたこんなに熱心になでしこリーグを観るようになってしまったのか?そろそろ本気で考えてみる必要がありそうだ。一時期、J2観戦に精を出していた頃と似たようなものかも知れない。それは何か?かっこよく言えば、多分ここにはサッカーがあるということ。それ以上でもそれ以下でもないサッカーというやつが。

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