羽生善治
10 FEB 2011
角川oneテーマ21
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「体力や手を読む力は、年齢が若い棋士の方が上だが、「大局観」を使うと「いかに読まないか」の心境になる。将棋ではこの「大局観」が年齢を重ねるごとに強くなり進歩する。同時に熟練になり精神面でも強くなると六十歳、七十歳になって、この「大局観」は闘うための柱になる。若い人は「大局観」がないが、経験を重ねて「大局観」を身につけていくと大筋で間違っていない選択ができることになる。」
という本を読みました。いつまでも若い頃と同じようには行かない。あらゆる面において、それを実感するようになりました。一番はやはりサッカーで、どう頑張っても20代の選手と対峙したら敵いません。ではどうするかと言えば、まともに対峙しないように工夫します。スピードで裏を取られないように、ポジショニングに気をつけるとか。
そんな折に読んだのがこの本です。確かに「大局観」というのは、ある程度の経験を積まないと養われないものでしょう。それを強みとして受け入れて、若者と勝負するための武器とする。そういう発想が凄いなあと思いました。まだまだ頑張れる!という勇気をもらいました。
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