football smile

the days turn into months and years

この灼けるほどの光、この太陽、そしてそれ以外の何もかも

2020-08-05 | book

ジョン・サヴェージ/坂本麻里子訳
28 AUG 2019
Pヴァイン
Amazon.co.jp


「人は思いをはっきり発するものだよね、けれども言うまでもなく、”ラブ・ウィル・ティア・アス・アパート”、そして究極的には”アイソレーション”でも。イアンの声は外に向かって出ていないんだ、どこかに出て行って、そして戻ってきたときにはまた別の場所にいるってことが起きていない。明らかに彼はあの場所に長く留まり続けてしまったんだ。」

という本を読みました。著者の主観は一切なく、第三者の証言のみで構成されています。その証言の数々によって、真実が浮き彫りにされていく様は、生々しいリアリティに満ち溢れていました。これは想像以上にすごい本ではないか!ということに途中で気付いてからは、おいおいラストはどんなことになるのだという。期待と不安で一杯でした。あのことは、一体どのように語られるのかと。

記念LPやらコレクターズCDやらを聴きながらここ数週間は、すっかりJOY DIVISIONに浸っていました。改めて、このバンドの価値やNEW ORDERの存在について、一歩踏み込んで考えることができたような気がします。しかし、このような思考状態のまま夏休みに入るのは、決して健全ではないと思うので、この本の読了と共に一旦区切りをつけようと思います。このままでは、こっちがヤバイので。

コメント
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