football smile

the days turn into months and years

GHOST OF ROMANCE

2014-07-19 | music

DEAD END
VICL-70022
8 SEP 1987
http://dead-end.jp/index.html

W杯も終わったことだし、DEAD ENDをじっくり聴き直してみよう。それがこの3連休の課題。80年代の音源がリマスター高音質で聴けるという、何とも良い時代である。

インディーズからメジャーへ移行する際の微妙な空気感が漂う2ndアルバム。その瞬間にしか出せない音というものが、確かに存在するのだろう。果敢な1stから成熟の3rd、変貌の4thへと続くDEAD ENDの歴史を通じて、最も過渡期というか中途半端な位置づけではないかと思う。しかし、だからこそのかっこ良さがここにある。というわけで、いかにもなジャケット・デザインも含めて、自分の中でDEAD ENDといえばコレがベスト。
終盤「SKELETON CIRCUS」から「SONG OF A LUNATIC」への流れは、これぞDEAD ENDに望む音という感じ。

改めて80年代というのは物凄い時代であった。しかし、当然ながら当時はそんな自覚なんて微塵もなく、ただただかっこ良い音楽を沢山聴いていた。その頃はニューウェーブに傾倒していたので、メタルはまあ嫌厭してたわけだけど、まさかこの音をかっこ良いと思う時が来るとは、夢にも思わなかった。長生きはしてみるものである。

コメント
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