football smile

the days turn into months and years

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

2013-05-14 | book

村上春樹
12 APR 2013
新潮社
Amazon.co.jp
http://hon.bunshun.jp/sp/tsukuru


「都市にはなかなか新しい路線は引けないからね。やっている仕事のほとんどは既存の駅の改築と改修だよ。バリアフリー化、トイレの多機能化、安全柵の設置、駅構内店舗の増設、他社線との相互乗り入れの調整・・・・・駅の社会的機能が変化しているから、やることはけっこうたくさんある」「でもとにかく駅に関わる仕事には就いている」「そういうことだ」「結婚はしているのか?」「まだ一人だよ」

と言う本を読みました。別に、熱狂的なファンではありませんが、新刊が出れば読んでいます。 その度に、なぜこういう本がこんなに売れるのかなあと思います。

自分と同じような仕事をしている多崎つくるの世間に対するポジションやスタンスは、これまた自分のそれに近いような気がしました。独身だし、海外に行ったことないし。まあ、駅の設計の方が難しそうだけどね。仮設計画とか。今の会社で今の仕事を続けていることが、自分には合っていのかも知れないなあ、ということを考えながら読みました。フィンランドにでも行ってみようかなあ。

コメント (2)
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