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L1ベレーザvs浦和(西が丘)

2006-11-04 | nadeshiko
なでしこリーグ・ディビジョン1 プレーオフ第3戦
2006年11月4日(土)13:00キックオフ
西が丘サッカー場
日テレ・ベレーザ 3
-0 浦和レッズレディース

いよいよ今シーズンも最終節。勝てば勝点で並ぶものの、得失点差は圧倒的に離されているため、優勝はないだろう。でもベレーザに勝つところが見たい。1勝、とにかく1勝してほしい。というわけで、天皇杯4回戦が行われる駒場ではなく西が丘へ向かう。西が丘って本当に良いサッカー場だと思う。ピッチが近い。アップをする選手の会話まで聞こえる。

守備のミスを突かれて、開始早々永里に先制点を奪われる。これは厳しい立ち上がりだ。しかしものは考え様。これで浦和は攻めなければならない。最終戦なんだから守ってどうする。攻めて行こう!そういう浦和が見たいのだ。今日は、北本と窪田をトップに置く4-4-2。中盤は安藤、百武、柳田、高橋が横に並ぶ。DFラインはいつも通り木原、田代、笠島、岩倉。さすがにベレーザはきわどいところを狙ってくる。永里、大野の突破は脅威だ。でも前半は大きく崩れることなく持ちこたえた。

しかし後半早々にまたも失点。これでまたまた苦しくなった。浦和も攻められないわけではないのだが、どうも攻撃の基点がはっきりしていないようだ。安藤と高橋が外に開いているため、ボールの納まりどころが定まらない。終盤にかけて、松田、若林、保坂を投入して最後の反撃を試みるものの、北本のミドルシュートがクロスバーのわずか上をかすめて万事休す。結局1点も取れないままタイムアップをむかえた。その瞬間、ベレーザの連覇と浦和の2位が確定した。

もしかしたらこういう時は、ブーイングを受ける方が選手達にとっては気が楽なのかもしれない。敗戦後の選手の表情を見ていると、そんな風に思えてくる。それでもサポーターからレッズコールが止むことはない。3失点しても得点できなくても応援は続く。そういうところはレディースならではだと思う。大半の選手がプロではなく、厳しい練習状況であるにもかかわらず、それでもサッカーを続ける情熱が、どんな試合でも感じることができるからだ。なでしこリーグには、そういう魅力がある。

昨シーズン5位だったチーム状態を客観的に見れば、今シーズンの2位は妥当な成績だと思う。やはりベレーザの強さは圧倒的だった。しかし、TASAKIも含めた上位3チームの力は、徐々に拮抗してきているのではないか。浦和も選手が揃ってきたので、まだまだ強くなる可能性を秘めている。

試合後にベレーザの表彰式を見た。サポーターと一緒に喜びを分かち合うシーンは、敵ながらやはり良いものだと思った。来年こそはベレーザに勝ってほしい。そうすれば、あのシーンは我々のものとなるはずだ。

   

コメント
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