football smile

the days turn into months and years

ラツィオ

2005-01-23 | smile
Kさんは、かつてキャプテンとして日総建AXISの低迷期(笑)を支えてくれた1人です。昨年、ご自分で設計事務所を開設されました。(http://www.kiriken.com)そんなKさんの独立後最初の仕事「阿佐ヶ谷の住宅」が完成したということで、先日見学させていただきました。施主の要望にどう応えるべきか等々、貴重なお話を聞くことができました。サッカーとか建築とかのカテゴリーに関係なく、人として物事にどう向き合うか、ピッチを離れても相変わらずのパワーを放っていました。今でも影響力は絶大であります。

日総建という設計事務所に入社したその日、私は新人歓迎会の席でこんな挨拶をしました。「ええっと、サッカー部に入ろうと思ってます」。

私は今でも日総建AXISでプレーをしていますが、当時のメンバーで残っている人は本当に数人しかいません。みんなそれぞれ事情があって、続けている人もいればそうでない人もいます。今日のゲームに出ていた人が明日のゲームには出られない、なんてこともあるわけです。そんな風に考えると同じピッチに立つ11人のメンバーというのは奇跡のようなもので、本当に1試合1試合を大切にしなければならないなあ、と実感します。

かつて一緒にプレーをした人達からは、自分自身いろいろな影響を受けていると思います。新人としてチームに加わったとき暖かく歓迎してもらったり、無理を言って審判を引き受けてもらったり、ケガをしたとき病院へ担ぎ込んでもらったり、スランプのときにアドバイスをもらったり。それは何もサッカーに限ったことではなく、人との接し方であったり、チームに対しての考え方であったりします。ベテランと呼ばれるようになった今、今度は少しでも自分の受けた影響をチームに伝えたいと考えています。

Kさんがキャプテンの時に作ったユニフォームは、イタリアの名門ラツィオのレプリカモデルで、とても鮮やかな水色でした。しかしそんなさわやかなユニフォームを着たAXISの成績は今ひとつパッとせず、勝てない日々が続いていました。でもケガから復帰したばかりの私は、とても楽しくサッカーをしていました。

冬晴れの青空の下、真っ白でさわやかな「阿佐ヶ谷の住宅」を見ていたら、あの水色のユニフォームを思い出しました。
コメント (3)
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