クリストフ・エッシェンバッハのピアノが聴いてみたくなり久しぶりに「ドイツ・グラモフォン」のLPに針を下ろした。 彼はモーツアルトのピアノ・ソナタ全集録音を1960年代半ばから70年にかけ完成し現在でも彼のピアニスト時代の代表盤のひとつとなっている。
写真(上)のLPは「ソナタ第12番ヘ長調K.332」・「第13番変ロ長調K.333」に「アンダンテK.616」・「キラキラ星変奏曲K.265」が収録されたDG国内盤(MG2110/国内初出盤はSLGM1288/1965年発売)、ジャケットに録音1964年7月とあるのでおそらく彼のDGデビュー盤ではないかと思う。彼のモーツアルトは派手な見えを切る演奏スタイルではないが作品に対する素直なアプローチ魅力的だ。 また相前後して求めた1967年5月録音の「ソナタ第10番ハ長調K.330」・「第11番イ長調K.331<トルコ行進曲つき」ほかを収録したLP(写真・下/DG国内盤SLGM1424)もまたピアニストとして若きエッシェンバッハの魅力が楽しめる。
もしよかったら、K.332とK.333の演奏時間を教えていただけ
ないでしょうか。というのはエッシェンバッハはこの2曲だけ
2回録音しているという説があり、私のLPは下記のようになって
います。これは1969年12月の録音となっています。
K.332---6:48/4:59/7:04
K.333---3:03/3:58/6:17
全ソナタの中で、この2曲だけ2回録音しているとは思えません。
調べる方法は演奏時間の比較だけですので、宜しくお願い申
し上げます。