私のレコード・ライブラリーから

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ルプー ブラームス小品集

2012-01-02 19:18:09 | 器楽曲

 ルーマニア出身の名ピアニスト(1945年生まれ)ラドゥ・ルプー(Radu Lupu)もたびたびの来日で馴染み深いひとりである。彼の録音は英デッカレーベルを中心に数多くリリースされている。今回取り上げる「ブラームス小品集」(写真)の録音は1970年代デッカ録音初期のものである。このCDアルバムには「2つのラプソディ」作品79、「3つの間奏曲」作品117、「6つのピアノ小品」作品118、「4つのピアノ小品」作品119が収められている。なかでも「ラプソディ第1番」と「3つの間奏曲」は彼の「デッカ」デビュー録音ではなかったかと思う。このアルバムを聴きながら当時彼は「千人にひとりのリリシスト」と呼ばれていたことを思い起こした。彼の上品で透明感あるピアノが叙情性豊かにブラームスの魅力を引き出している。録音も秀逸。
 

 
 


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