今日紹介するLPも昨日に続き旧東独の「エテルナ」レーベルからの1枚でる。グスタフ・シュマール(Gustav Schmahl/1929~2003)はかつて旧東独を中心に活躍したヴァイオリンの名手であった。彼の録音はこの「エテルナ」に名盤が遺されているがこの写真のレーガー、ヒンデンミット、ストラヴィンスキーの作品を収録したアルバムも彼の魅力が充分にうかがい知ることができる。
収録された作品はレーガー「前奏曲とフーガ イ短調」(1902/無伴奏)、ヒンデミット「無伴奏ヴァイオリン・ソナタ作品31-1」(1924)、ストラヴィンスキー「ヴァイオリンとピアノのための協奏的二重奏曲」(1932)の3曲で普段はレコード、CDでしか耳にすることがない作品である。このLPもそんな興味もあり大昔にドイツで求めたものである。またストラヴィンスキーの「二重奏曲」でピアノを弾いているのはシュマールと同年代の東独出身の名ピアニスト「ギュンター・コーツ(Gunter Kootz/1929~ )である。このレコードでも二人の息の合った演奏が聴きものである。録音年代の記載がないので正確な録音年月は不明だがステレオ録音ということから推察すると1960年代後半ごろと思われる。録音も大変良好である。 (写真/ETERNA-825936 ステレオ)
小生の拙いブログを閲覧いただきありがとうございます。いつも気ままにコレクションを紹介しておりますがこれからもよろしくお願いいします。