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ハンス・ロスバウト/南西ドイツ放送響のブルックナー第7番

2010-08-26 01:03:15 | 交響曲
 オーストリア、グラーツ出身の名指揮者ハンス・ロスバウト(Hans Rosbaud/1895~1962)は現代音楽を得意としたが「南西ドイツ放送交響楽団」音楽監督時代の1957年にステレオでレコーディングしたブルックナー「交響曲第7番」は彼の名盤の1枚として知られている。第2楽章「アダージョ」のクライマックスでシンバルを加えない「ハース版」を基本にした演奏でテンポも速くよく言えばキレのある演奏である。その昔、確か「VOX」レーベルのLPで発売されていた。写真は1992年に「デジタル・リマスター」されたドイツの「CANTUS CLASSICS」のCDで音質もスッキリしたものになっている。
 管弦楽の「南西ドイツ放送交響楽団」は現在は放送局の改組に伴い名称を「バーデンバーデン&フライブルグSWR交響楽団」(SWR Sinfonieorchester Barden-Barden & Freiburg)に変えている。また定期公演もフライブルグの新コンサート・ホールを中心に行われているようである。現在の首席指揮者は今年から「読売日本交響楽団」の常任指揮者も務めているフランスのシルヴァン・カンブルランがあたっている。放送所属のオーケストラだけありその演奏水準は高いが国内盤の数が少ないのが残念である。


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