先ごろ「独audite」よりジョージ・セルの未発売音源としてCD化されたライヴ盤である。これはセルが1962年、69年に「ルツェルン音楽祭」に客演した際のライヴ録音で、ドヴォルザーク「交響曲第8番ト長調作品88」(1969年)、ブラームス「交響曲第1番作品68」(1962年)の順に収録されている。オーケストラは前者が「チェコ・フィルハーモニー管弦楽団」、後者が「スイス音楽祭管弦楽団」で共にステレオ録音で音質も大変良好、またどちらもセル十八番の作品だけあり緻密で完璧主義のセルらしさが出た名演といえるだろう。(独audite 95.625)
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