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今日はカール・リヒター/ミュンヘン・バッハ管弦楽団によるJ・S・バッハの「ブランデンブルク協奏曲」全曲のLPレコードに針をおろした。もちろん古楽器による演奏で聴く「ブランデンブルク」の演奏もいいのだがモダン楽器によるリヒターの演奏はまた格別な味わいがある。
ところでバッハ解釈の世界的権威と言われたリヒターはこの「ブランデンブルク協奏曲」を生涯に2度全曲録音を行っている。一つが「テレフンケン」時代1956年の「カール・リヒター室内管弦楽団」との録音、そしてもう一つが今回紹介する1967年の「ミュンヘン・バッハ管弦楽団」との再録音である。どちらも誉れの高い名盤であるが前者は確か「第2番ヘ長調」と「第4番ト長調」のみがステレオ録音だったがその他はモノラル録音だった。筆者個人的にはやはり再録音の「ミュンヘン・バッハ盤」のステレオ録音は独奏者にフルートのオーレル・ニコレ、ホルンのヘルマン・バウマンをはじめとした当時の花形役者を揃えた艶やかな響きも魅力的である。録音も大変素晴らしい。
写真は1976年に発売された「ミュンヘン・バッハ管弦楽団」との国内盤「アルヒーフ・レーベル」全集盤(2LP/MA5008/09)である。
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