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ベルリオーズの「幻想交響曲」、"オザワ”が得意とする作品の一つである。彼がカナダを代表するオーケストラの一つ「トロント交響楽団」を率いてこの楽団の初来日公演を行ったのが1969年春のことだった。もう40年以上も昔のことだが会場の「東京文化会館」に足を運んだ私はおぼろげながら当時のことを思い出した。確かこの「幻想交響曲」も来日公演に組まれていたと思うが私が聴いたメインのプログラムはチャイコフスキーの「交響曲第4番」だったと記憶している。
今日紹介する「トロント響」との「幻想」は彼がこの楽団の「首席指揮者」に就いた翌年1966年12月の録音である。彼はこれまでにこの作品をライヴ録音を含め4回録音しているがこの最初の「トロント響」とのスタジオ録音は若き”オザワ”の溌剌とした演奏が聴ける懐かしい1枚だ。原盤は「米CBS」だが写真のLPは1975年発売の「UK盤」(S61659)である。
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