普段、私はバッハやヘンデルのレコードに針をおろすことが少ない。またそれらのコレクションの数も全体からみれば微々たるものである。しかし時たま聴いてみたくなる時が不思議とあるものだ。今日取り上げるグレン・グールド(Glenn Gould/1932~1982)のヘンデル「ハープシコード組曲」もそんな1枚である。(写真/CBSソニーSOCL1146)
このレコードは今や伝説の人ーグレン・グールドが遺した唯一の「ハープシコード(チェンバロ(独)/クラヴサン(仏)」を弾いた録音で興味を持ち購入した。ヘンデルの「ハープシコード組曲」と呼ばれる作品には「第1巻」(第1番~第8番/1720年)と「第2巻」(第1番~第9番/1732/33年)があるがグールドは前者、「第1巻」の「第1番」から「第4番」までを順番に録音しただけに終わってしまった。大変残念な気がするがこれは結果論でいたしかたない。しかし録音されたこれらを聴くと彼らしい装飾音を持った「即興的」演奏を充分に楽しむことができる非常に興味深い演奏である。尚この録音は1972年、カナダ・トロントの「イートン・スタジオ」で行われている。
このレコードは今や伝説の人ーグレン・グールドが遺した唯一の「ハープシコード(チェンバロ(独)/クラヴサン(仏)」を弾いた録音で興味を持ち購入した。ヘンデルの「ハープシコード組曲」と呼ばれる作品には「第1巻」(第1番~第8番/1720年)と「第2巻」(第1番~第9番/1732/33年)があるがグールドは前者、「第1巻」の「第1番」から「第4番」までを順番に録音しただけに終わってしまった。大変残念な気がするがこれは結果論でいたしかたない。しかし録音されたこれらを聴くと彼らしい装飾音を持った「即興的」演奏を充分に楽しむことができる非常に興味深い演奏である。尚この録音は1972年、カナダ・トロントの「イートン・スタジオ」で行われている。