私の「FMエア・チェック・オープン・テープ」コレクションから1978年「ザルツブルク音楽祭」におけるカラヤンのヴェルディ「レクイエム」の演奏を紹介したい。
カラヤンはこの作品を好んで数々のコンサートでプログラムに取り上げた。来日公演でも1979年「ウィーン楽友協会合唱団」を伴っての公演で2回演奏しており筆者も最終日の公演を生で聴いた(この時の演奏は「NHKクラシカル」から「カラヤン生誕100年記念BOX」として限定CD化された。)とりわけこのザルツブルク音楽祭での公演ライヴ(1978年8月28日/祝祭大劇場)は私が特に好きな同曲の演奏である。当時満70歳のカラヤンがベルリン・フィルと独唱者にミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、アグネス・バルツァ(アルト)、ホセ・カレラス(テノール)、ニコライ・ギャウロフ(バス)を迎え合唱にはもちろんカラヤンとの信頼が厚い「ウィーン楽友協会合唱団」と演奏したこの「レクイエム」は何度再生しても「素晴らしい」の一語につきる。
このオペラティックなヴェルディの大曲「レクイエム」をカラヤンならではの繊細な感覚できめ細かく歌い上げた演奏で当時まさに絶頂期であったソプラノのミッレラ・フレーニのハリのある艶やか声をはじめとする各ソリストたちがライヴならではの緊張感あるアンサンブルで展開するこの演奏は聴き手を飽きさせず時間を忘れて聴きいってしまう。カラヤンが最初にドイツ・グラモフォンにベルリン・フィルと録音した1972年盤(独奏者はソプラノはバスは同じ)と共に大切にしたい演奏である。(写真は「1978年ザルツブルク音楽祭」ープログラム紹介パンフレット)
カラヤンはこの作品を好んで数々のコンサートでプログラムに取り上げた。来日公演でも1979年「ウィーン楽友協会合唱団」を伴っての公演で2回演奏しており筆者も最終日の公演を生で聴いた(この時の演奏は「NHKクラシカル」から「カラヤン生誕100年記念BOX」として限定CD化された。)とりわけこのザルツブルク音楽祭での公演ライヴ(1978年8月28日/祝祭大劇場)は私が特に好きな同曲の演奏である。当時満70歳のカラヤンがベルリン・フィルと独唱者にミレッラ・フレーニ(ソプラノ)、アグネス・バルツァ(アルト)、ホセ・カレラス(テノール)、ニコライ・ギャウロフ(バス)を迎え合唱にはもちろんカラヤンとの信頼が厚い「ウィーン楽友協会合唱団」と演奏したこの「レクイエム」は何度再生しても「素晴らしい」の一語につきる。
このオペラティックなヴェルディの大曲「レクイエム」をカラヤンならではの繊細な感覚できめ細かく歌い上げた演奏で当時まさに絶頂期であったソプラノのミッレラ・フレーニのハリのある艶やか声をはじめとする各ソリストたちがライヴならではの緊張感あるアンサンブルで展開するこの演奏は聴き手を飽きさせず時間を忘れて聴きいってしまう。カラヤンが最初にドイツ・グラモフォンにベルリン・フィルと録音した1972年盤(独奏者はソプラノはバスは同じ)と共に大切にしたい演奏である。(写真は「1978年ザルツブルク音楽祭」ープログラム紹介パンフレット)