教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

「教育・文化ふくい創造会議」始まる

2007-08-20 11:31:10 | 文化・芸術
8月18日午前10時12分配信の福井新聞によると、

<教育、文化の新たな振興策について検討する「教育・文化ふくい創造会議」の第1回会合は17日、県庁で開かれた。本県の教育力アップを目指して、県内外の有識者や専門家らが(A)教員の指導力向上策(B)理科・数学教育の充実―の2テーマについて議論を交わした。10月上旬までに計4回の会合を重ね、提言を取りまとめ県に提出する。>

★会議では、
①「受験に対応する教育と、子どもたちが興味をもつ内容は別では」
②「体系的に数学を考えることが受験学力にもつながる。そうしたプログラムを作る必要がある」
③「実験の感動を持続させ、子どもたちに理論付けて教える授業を」
④「各地の公民館などを利用して、子どもたちが手作りの道具に触れて学べる数学博物館をつくっては」
⑤「地場のモノ作り産業と学校の理科を結びつけた教育を」などのアイデアが出たそうだ。

★多角的に意見がでているようだが、①から⑤は、同じテーマだ。具体と抽象のループの実現だ。具体的な現実や実験環境を子供たちにただ与えるだけでは、抽象化はおきない。もちろん少数の子供には起こる。この違いはなんだろう。ここの解明なくして、理数教育の充実はない。そしてそれを知っている教師が、指導力のある教師である。

★ところが、ここの解明がないままこの話はいろいろな自治体や国で議論されている。本当の問題の回りを永劫回帰しているのである。なぜか?この問題が解決したら利潤目的の資本主義社会、化石燃料トライアングルの国際資本主義がひっくり返るからだ。

★さて利潤目的資本主義を保守するか市民市場主義にシフトするか。これが21世紀の新しい産業構造転換と内面の構造転換の問題である。利潤目的資本主義と市民市場主義がどう違うのか?同じではないかと思えば、その人の目には21世紀は見えない。

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